24日にウルグアイ代表と、28日にコロンビア代表と戦った日本代表の結果は1分1敗、新生・森保ジャパンの初陣で勝利を飾れず、ファンの期待に応えることができなかった。
とは言え、西村拓真の第二次森保ジャパン初ゴールや、イングリッシュ・プレミアリーグで大活躍中の三笘薫のゴールなどポジティブな一面もあった。昨年、FIFA ワールドカップ カタール 2022で大きな注目を集めた日本代表の今回の結果は、海外でどのように見られたのだろうか。
ウルグアイ戦で、交代からわずか34秒、ファーストタッチでゴールを決めた西村に注目が集まっている。ブラジルメディア『グローボ・エスポルチ』は「元気のない鎌田大地の代役として出場してからわずか34秒後に、ファーストタッチでゴールを決めた」と賛辞を送った。一方、失点を許したウルグアイメディア『futbol.com.uy』は「失点はDFのマティアス・ベシーノの責任」とし、「よくウガルテをサポートしていたが、日本のゴールを決めた選手(西村)のカバーはできなかった」と報じている。
コロンビア戦、わずか3分で圧巻のヘディングシュートを決めた三笘薫には当然のように地元メディアが反応した。三笘が所属するブライトンを報じる『sussex express』は「シーガルズ(ブライトンの愛称)のウイングの魔術師が、この状況を打破するのに3分しか必要としなかった」と伝え、開始早々のゴールを絶賛した。イングランドで躍動するドリブラーはウルグアイ戦で不発に終わっていただけに、コロンビア戦にかかる期待は大きかった。見事その期待に応える姿は、まさにスーパースターと言えるだろう。
三笘のスーパーゴールで先制した日本はその後、前半のうちに同点に追いつかれると、後半には、ブンデスリーガのフランクフルトで鎌田大地と一緒にプレーするボレに、インパクト十分のオーバーヘッドを叩き込まれ逆転を許した。この試合の結果は、24日にコロンビアと対戦した韓国でも注目を浴びている。韓国メディア『OSEN』は「ウルグアイと引き分けた日本、“幻想オーバーヘッドキック”でコロンビアに1-2で逆転負け」と伝えている。
ワールドカップ優勝という目標に突き進む新生・森保ジャパンの挑戦は始まったばかりだ。今回の2試合は勝利を逃したが、来る6月の強化試合では今度こそ勝利に期待したい。
(C)浦正弘(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)