野球日本代表「侍ジャパン」が優勝した第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を通じて、大谷翔平(おおたに しょうへい)選手 やダルビッシュ有(だるびっしゅ ゆう)選手、ラーズ・ヌートバー選手らがプレーするMLB(メジャーリーグベースボール)に興味を持った方も多いのではないでしょうか。もちろん日本でもMLBを視聴することは可能です。この記事では、MLBを放送している局や配信サービス、視聴方法などをご紹介します。
目次
- 【地上波・BS】NHKのMLB放送
- 【BS・CS】J SPORTSのMLB放送
- 【配信】ABEMAのMLB放送
- 【配信】MLB.TVのMLB放送
- 【配信】SPOTV NOWのMLB放送
- 無料でMLBのネット配信を見る方法は?
- 放映権とは?
- まとめ
【地上波・BS】NHKのMLB放送
NHK地上波及びNHK-BS1では、日本人選手の所属しているチームを中心にMLB中継を行っています。 ただし、全試合を放送しているわけではなく1日1試合程度であり、年間で放送するチームが固定されているわけではありません。放送カードは直前に決定することもあるため、放送スケジュールのチェックは随時必要です。もちろん無料ではなくNHKの受信料が必要で、NHKの受信料は衛星契約で月額2,170円(2ヶ月払いの場合)となります。
【BS・CS】J SPORTSのMLB放送
BS・CS放送であるJ SPORTS(ジェイスポーツ)でもMLBの放送を行っています。2024年シーズンは大谷選手の先発出場する試合を全試合放送予定で、その他の試合も日本人選手出場試合を中心に1日1試合程度放送します。また、試合の中継だけではなく、MLBの情報番組の放送も行っています。
J SPORTSを視聴するにはスカパー!やJ:COMなどのサービスに加入する必要があります。スカパー!は基本料429円(税込)にJ SPORTSの視聴料2,640円(税込)を加えた3,069円(税込)が月額料金となります。一方のJ:COMは複数のプランがありますが、スタンダードプラン(90ch視聴可能)で月額6,074円(税込)です。
【配信】ABEMAのMLB放送
インターネットテレビのABEMA(アベマ)は、大谷翔平選手・山本由伸選手の所属するドジャースの試合や鈴木誠也選手の所属するカブス戦など、日本人選手の所属するチームの試合を中心に324試合を生中継します。
無料での生中継と、月額960円(税込)で加入できる「ABEMAプレミアム」での配信の2通りがあります。現状では何試合が無料で視聴できるかなどの詳細は発表されていませんが、毎週無料生中継があると発表されています。また、2024年3月20日(水)韓国・ソウルで開催される大谷選手、山本投手が所属するロサンゼル・ドジャース対ダルビッシュ有投手、松井投手が所属するサンディエゴ・パドレスの開幕戦の無料生中継も決定しています。
なおABEMAプレミアムでは「追っかけ再生」や「見逃し配信」などの機能も利用可能です。
スマートフォンやタブレット、PC、テレビさらにはNintendo Switchなどのデバイス で視聴ができるため、インターネット環境があれば自宅だけではなく移動中にも試合を楽しむことができます。またABEMAプレミアムは初回登録なら2週間無料のトライアルが付帯している点もメリットです。
【配信】MLB.TVのMLB放送
MLB全球団の試合をストリーミングで配信しているのが、MLB.TVです。インターネット環境が必要となりますが、リアルタイム観戦だけでなく見逃し配信もあるため、都合の良い時間に視聴することもできます。スマホやタブレットはもちろんパソコンからの視聴も可能で、PlayStation®5(プレステ5)などのゲーム機を通じて、テレビの大画面で見ることもできます。
しかしアメリカのサービスのため、日本語での実況、解説はなく、サービス内の表記もすべて英語であることに注意が必要です。
価格も日本円ではなくドルで表記されています。年間契約で149.99$(約20,249円/1ドル135円換算※以下同)、月間契約で24.99$(約3,693円)、1チームだけの年間契約にあたるシングルチーム契約は129.99$(約19,210円)です。例年は不定期でキャンペーンを行っており、価格が安くなる日(時期)もあります。
また、1日1試合無料で見ることのできる試合がありますが、チームが固定されているわけではありません。
【配信】SPOTV NOWのMLB放送
SPOTV NOW(スポティービーナウ)は、スマホやタブレットPCなどで視聴できるインターネット配信サービスです。2024年シーズンは大谷選手が所属するドジャースの全試合を含め、日本を代表するプレイヤーの試合を中心にレギュラーシーズンを毎日最大8試合、ポストシーズンは全試合見ることが可能です。
ライブ配信だけでなく、見逃し配信も視聴可能で、料金は月額2,000円(税込)、年間契約だと18,000円(税込)です。
無料でMLBのネット配信を見る方法は?
現時点において無料でインターネット配信を見ることができるのは、ABEMAの無料生中継、それからMLB.TVに1日1枠設けられている無料配信のふたつです。
ABEMAは現時点で全324試合のうち何試合が無料配信となるかは定かではありませんが、毎週無料生中継があることは発表されています。
MLB.TVは英語での放送となりますが、ABEMAでは注目の試合には日本語による実況解説が入ります。
放映権とは?
放映権とは、スポーツの試合やイベントの映像、映画作品など他社から配信された素材を、テレビで独占的に放送できる権利のことです。オリンピックやサッカー・FIFAワールドカップの開催時期によく話題になります。
MLBの放映権は全国放送とインターネット配信を大リーグ機構が一括で管理し、契約を引き受けています。各球団には均等に利益を配分されます。
一方でNPBでは放映権の一括管理をしていません。セントラル・リーグはテレビもインターネット配信も各球団との個別契約です。一方、パシフィック・リーグではテレビは球団ごとに関しており、ネット配信に限ってはMLBと同じように一括契約をしています。
まとめ
日本国内でもMLBの視聴方法は多くあります。NHKであれば受信料のみで視聴可能です。しかしテレビが必須であり、放送されるカードは1日1試合程度しかありません。
無料でネット配信を視聴したい場合は、毎週無料生中継が決定しているABEMAが使いやすいでしょう。
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