将棋の渡辺明名人(38)に六冠保持者の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が挑戦する第81期名人戦七番勝負が4月5日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕した。振り駒の結果、第1局の先手は渡辺名人となった。
春のビッグマッチとして注目を集める名人戦七番勝負が開幕。今期は「名人」と「竜王」が激突する超豪華カードが実現した。振り駒の結果、先手番は渡辺名人に。同一カードで行われた棋王戦五番勝負は“角換わりシリーズ”だったとあり、本七番勝負での戦型選択にも大きな注目が集まっていたが、渡辺名人は出だしに雁木志向の一手を示した。
この一着に、ABEMAの中継に出演した村山慈明七段(38)は「これは驚きました。じっくりとした戦いで行きましょう、という手ですね」とコメント。さらに、「力勝負に持ち込むのが渡辺名人の作戦なのではないか」と加えていた。後手の藤井竜王も角道を止めて持久戦の態度を見せており、スローペースのじっくりした展開となることが見込まれている。
持ち時間は各9時間の2日制。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食メニュー】
渡辺明名人 にぎり寿司盛り合わせ(量多め、わさび抜き)
藤井聡太竜王 にぎり寿司盛り合わせ、ホテル椿山荘東京特製 椿茶(ホット)
【昼食休憩時の残り持ち時間】
渡辺明名人 7時間33分(消費1時間27分)
藤井聡太竜王 7時間42分(消費1時間18分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)