将棋の第81期名人戦七番勝負第1局は4月6日、渡辺明名人（38）が前日に封じた43手目が開封され、午前9時すぎに挑戦者・藤井聡太竜王（王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20）の手番で再開された。
渡辺名人の4連覇か、藤井竜王が最年少名人獲得か。大注目の第1局は、振り駒で渡辺名人の先手に。序盤早々に角道を止めて角換わり戦を拒み、雁木を目指しながらじっくりした戦いへの意思を示した。対する藤井竜王も持久戦に応じ、昨今のタイトル戦ではやや珍しくスローペースの展開となった。
1日目の午後に渡辺名人が後手陣の構え対して急戦模様へと動きを見せたが、激しく駒がぶつかるのは2日目のこれから。藤井竜王にとっては、「持ち時間9時間」の公式戦は初。今後の展開に大きな注目が集まっている。
名人と竜王が激突する春のビッグマッチ。開幕局で幸先の良い白星を手にするのはどちらか。持ち時間は各9時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
