大谷翔平も困惑のピッチクロック違反、中継局まで混乱か 映像には「残り13秒」も球審がボールに
【映像】大谷翔平は「残り13秒」表示なのにピッチクロック違反に

【MLB】マリナーズ3-4エンゼルス(4月5日・日本時間6日/シアトル)

 エンゼルス大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場、投手としては序盤こそ制球に苦しみながら6回3安打1失点8奪三振6四死球の内容で今季初勝利を挙げた。打者としても終盤7回に貴重な追加点を挙げて、投打二刀流の活躍を見せたが、大谷本人も視聴者も、どうにも腑に落ちないのが今季から導入されたピッチクロック。大谷はこの日、投手でボール、打者でストライクを取られるという史上初の珍事にも見舞われた。この新制度には、選手だけでなく現地の中継局も混乱気味のようだ。

【映像】大谷翔平は「残り13秒」表示なのにピッチクロック違反に

 1回、大谷はマリナーズの3番スアレスにライト前へタイムリーヒットを打たれた。直後、マリナーズのサービス監督が球審に何から確認する様子が見られた。その内容は定かではないが、次の4番ラリーへの初球の前に、突然球審が手を広げてピッチクロック違反を宣告。大谷は戸惑いながらも1ボールを与えてしまうことになった。

 その後、球審が試合を止めた瞬間がリプレー映像で流されたが、ここが混乱のもと。なぜならピッチクロックは、残り13秒を示していたからだ。今季から導入されたピッチクロックは、走者なしなら15秒以内、走者ありなら20秒以内、打者と打者の間は30秒以内に投球動作を開始しないと、打者にボールが与えられる。逆に打者は残り8秒までに準備を整えなければいけない。

 ルールに沿えば、残り13秒が表示されている時点で、投手・大谷と打者・ラリー、どちらも違反はしていない。それなのに球審がボールを宣告したのだから、中継局もそれを見ていた視聴者も何が何やらわからないのも当たり前だ。

 開幕直後から各方面で戸惑いの声が多いピッチクロックだが、試合時間短縮には効果が絶大で、30分も短縮したと言われている。今後、どこまで選手だけでなく審判団も対応していくか注目だ。
ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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