【MLB】エンゼルス11-12ブルージェイズ(4月9日・日本時間10日/アナハイム)
エンゼルス大谷翔平投手が「3番・DH」でスタメン出場し3回の第2打席で今季3号となる2ランを放った。花巻東の先輩でもあるブルージェイズ菊池雄星投手が投じた内角低めのスライダーを引っ張らずに左中間スタンドに放り込む、これぞ大谷というような一発。これを間近で見て「入らないで!」と祈っていたのが、ブルージェイズの外野手陣だ。
大谷はカウント2-1と打者有利の場面から、菊池のスライダーは狙っていた外角低めから大きく外れ、内角低めのボールゾーンに。これを大谷は強引に引っ張ることなく、ボールに内側から絞り出すように振り抜き、左中間へ大きな当たりを飛ばした。
打球速度108.6マイル(174.8キロ)、角度23度で飛び出した打球は、ややスライス回転がかかりつつも、失速することなく左中間最深部へ。これを懸命に追いかけていたのがブルージェイズのセンター・キーアマイヤーだ。いち早くフェンス付近に到達すると、大谷の打球がフェンスを越えず、直撃してクッションボールになるケースに待機し「入らないで!入らないで!」と打球がフェンスにぶつかる瞬間を待ち続けた。
ただ大谷の打球はさらにひと伸びして、ぶつかることなくフェンスオーバー。するとキーアマイヤーもがっくりとばかりに、その場に寂しげに立ち尽くしていた。
過去にはあまりの飛距離から、外野手がまるで追いかけることをしない絶望リアクションも連発させたことがある大谷だが、どこまで伸びるかわからない打球は、まさに外野手泣かせだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
■大谷翔平 人気記事
ドジャース(大谷翔平所属)試合日程・時間・放送予定 【2024シーズン】
■Pick Up