どっちがどっち？見ない間にすり替えてもわからないような「そっくり手牌」が生まれる珍シーンが誕生／麻雀・Mリーグ

　奇跡のシンクロに放送席もビックリ。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2022-23」4月11日の第1試合では、TEAM雷電・本田朋広（連盟）とU-NEXT Pirates・仲林圭（協会）の手牌が酷似する珍しい場面があった。その場面は東4局。起家から本田、仲林、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳（連盟）、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典（連盟）の並びで始まった当試合、ここまで本田は持ち点9600点と苦戦を強いられていた。

【映像】どちらがどちらかわからない？そっくりな2人の手牌

　一方、仲林は持ち点3万6100点でトップ目の岡田とは2400点差の2着目。3着目の滝沢とは2万300点の差を付けていた。そんな中、本田はドラの2筒が重なり、二万・三万・三万・六万・六万・七万・七万・2筒・2筒・2索・2索・4索・5索のタンヤオ・七対子・ドラ2のイーシャンテン。同巡、仲林は赤牌の5索を引き寄せ、二万・二万・六万・2筒・2索・3索・3索・4索・4索・5索・5索・南・南と一盃口が完成しつつ、七対子も狙える手牌へと進んだ。「似てますね。本田の感じと…」。これに実況の松嶋桃（協会）が反応すると、解説の石橋伸洋（最高位戦）は「そうですね」とコメント。改めてそれぞれの手牌を確認し、「すごいですね。本田の手と仲林の手がそっくりさんですよ」と続けた。ただ、「そうなんですよ。ソウズも下を持ってて、マンズも似たようなところを持っていて…」と松嶋が説明した刹那、岡田が北・ドラの2000点をツモ。本田、仲林共にアガリまでは辿り着けなかったものの、このレアな事象にはファンからも「チートイの同時性」「ミラー機能」「トイツ場」などとコメントが殺到した。

※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ　2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）