【MLB】エンゼルス2-0ナショナルズ(4月11日・日本時間12日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・投手」で今季3度目の先発を果たし7回1安打無失点の好投で2勝目を挙げた試合で、今季からよく耳にするようになった大谷が投げる「スイーパー」という球種についてABEMAで定義が紹介された。
大谷翔平が投げる「スイーパー」というボールをご存知だろうか。大谷は101マイル(162.5キロ)を超える速球に加え、鋭く曲がるスライダーを武器としており、特にそのスライダーがMLB随一と評価されている。大谷のスライダーは他の投手と比べ縦の変化より横の変化が大きいのが特徴で、横に滑るように曲がる軌道が「フリスビーのよう」とも言われているが、今季はそれを「スイーパー」と称されることが多くなった。
この日の中継で、大谷のこのボールがMLB公式でスイーパーと呼ばれていることが話題に。実況のDJケチャップ氏が「初めて聞いたという人もいると思いますが、今アメリカで一番ホットな球種と言われています」と紹介した後、MLBの公式データサイトで追加された、スライダーを細分化した球種であることを説明した。ケチャップ氏は定義は諸説あるとしながら、「(多くのNPB球団・選手が利用するトレーニング施設である)ドライブラインにいた人によると、球速が77マイル(124キロ)以上、ボールがリリースされて12メートル到達してから16センチ以上曲がって、落ち幅が5センチ以内のボールがスイーパーとされている」と解説。ゲストの西岡剛は「明確にそういう数値があるんですね。その枠内じゃないとスイーパーとは呼ばないんですね」と驚いていた。
通常のスライダーは投手の手を離れてから12メートルよりも手前で曲がり始め、ある程度落ちていく。大谷のスイーパーはこれよりも打者寄りの位置から横に曲がっていくということで、西岡氏も「映像で見ると確かにスライダーとは違う曲がり方してますよね」と納得したようだった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





