Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2022-23」セミファイナルシリーズの開幕となる4月13日の第1試合に出場する4選手を発表した。この日はリーグ2位から5位までが揃った卓組に。中でも4位のTEAM雷電、5位のKADOKAWAサクラナイツというボーダーラインを挟んだ戦いは、わずかに3.9ポイント差という大接戦状態だ。
【中継】朝日新聞 Mリーグ 風林火山vsサクラナイツvsABEMASvs雷電
ファイナルシリーズに進出できなければ、チーム構成が変更になるTEAM雷電。決意と覚悟を持ってセミファイナルに臨んでいるが、早々に4位に浮上できたことで勢いはついた。6位のU-NEXT Piratesに少し差をつけられただけに、次はいかに5位を引き離せるか。瀬戸熊直樹(連盟)は、レギュラーシーズン終盤に調子が上向いて来たところ。久々のMリーグ登場でどう仕上げてきているか。
昨年覇者のKADOKAWAサクラナイツも5位とはいえ4位、さらには3位とさほど差はなく、18戦あればどうにでもなる状況だ。ただ「5位」というポジションにいることで、マークを受けやすいのも事実。一刻も早くこの場を離れる必要もある。渋川難波(協会)は昨期まで解説でポストシーズンの熱狂を伝えてきたが、選手となって初体験の修羅場で、強さを証明したい。
経験豊富な渋谷ABEMASの先発は多井隆晴(RMU)。レギュラーシーズンを自身初のマイナスで終えたが、セミファイナル初戦でいきなりトップと取るあたり、しっかり帳尻を合わせてきた感がある。勝ち出したら止まらないタイプでもあるだけに、状況によっては連投で突き抜けに行く可能性すらある。
レギュラーシーズンの貯金を持って戦えているEX風林火山は松ヶ瀬隆弥(RMU)がセミファイナル2戦目の登場。安定感抜群の戦い方は、リードを持った状況で逃げ切りをはかるには絶好だ。いざとなればトップになるチームを自らの打ち回しでコントロールしてでも、自チームの利益を取りに行く。それができるのも繊細な打ち手ならではだ。
【4月13日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人7位 +212.2
KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)個人21位 ▲105.1
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人19位 ▲91.6
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人17位 ▲34.3
【4月11日終了時点での成績】※レギュラーシーズンのポイントを半分持ち越し
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +314.0(4/20)
2位 EX風林火山 +292.7(2/20)
3位 渋谷ABEMAS +58.5(2/20)
4位 TEAM雷電 +28.7(2/20)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +24.8(2/20)
6位 U-NEXT Pirates ▲174.2(4/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





