Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2022-23」セミファイナルシリーズの開幕となる4月14日の第1試合に出場する4選手を発表した。各チーム4試合ずつ終えたところで、上位2チームはやや抜け出し、3位から5位までがボーダーラインを挟んだ大接戦を繰り広げている。その差はわずか28.2ポイント。1試合の結果だけでも、ガラリと状況が変わるほどだ。
【中継】朝日新聞 Mリーグ 風林火山vsサクラナイツvs麻雀格闘倶楽部vs雷電
現在、ボーダーライン上の4位にいるのが前年優勝のKADOKAWAサクラナイツ。前日にポイントを伸ばしランクアップ。ファイナルシリーズ圏内に入ってきた。ただし、すぐ下の5位・TEAM雷電とはわずか5.2ポイント(5200点相当)ほどしか変わらない。この試合では単にトップを取るだけでなく、TEAM雷電にラスを押し付け、マイナス域に沈めるのが理想だ。先発・内川幸太郎(連盟)はどこまで狙いを絞れるか。
KADOKAWAサクラナイツに、好きに戦わせるわけにいかないTEAM雷電。前日は2着・2着ながら1ランクダウンでファイナル圏外になってしまった。目先のライバル、KADOKAWAサクラナイツとは、絶対に着順で上回りたいところ。本田朋広(連盟)も普段はクールながら、内に闘志を秘めて牌を握る。
少し余裕がある上位2チームだが、2位のEX風林火山はボーダーラインまで約170ポイントある。大けがだけは避けたいが、ラスを引かずに試合を消化できたなら、それもファイナルに一歩前進とカウントしていいだろう。勝又健志(連盟)は今回のセミファイナル初出場。条件戦ならお手の物で、
首位・KONAMI麻雀格闘倶楽部は、さらに貯金が多い。1度や2度のラスでもまだ慌てることはなく、各選手の腕が縮まるようなシーンにはならないだろう。むしろ他チームが牽制し合うところを、じっくり手を育てて高打点のアガリで突き放すというのが理想的な展開だ。高宮まり(連盟)も、のびのび打ってこその雀士。繰り出すパンチは強烈だ。
【4月14日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
EX風林火山・勝又健志(連盟)個人5位 +241.3
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)個人10位 +151.1
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)個人8位 +194.1
TEAM雷電・本田朋広(連盟)個人2位 +306.9
【4月13日終了時点での成績】※レギュラーシーズンのポイントを半分持ち越し
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +314.0(4/20)
2位 EX風林火山 +222.2(4/20)
3位 渋谷ABEMAS +77.9(4/20))
4位 KADOKAWAサクラナイツ +54.9(4/20)
5位 TEAM雷電 +49.7(4/20)
6位 U-NEXT Pirates ▲174.2(4/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





