「マジでヤバい!」 三振→ワイルドピッチからの大絶叫 まさかそんな場所に… 球場特有のローカル・ルールが生んだ珍プレー
【映像】「マジでヤバい!」ワイルドピッチから“珍現象” 球場特有のローカル・ルールが生んだ超レアプレー

4月14日にABEMAで放送された『バズ!パ・リーグ』では、球場特有の“ローカル・ルール”が元で実際に起きたなんとも珍しい“振り逃げ三塁打”が紹介された。

【映像】「マジでヤバい!」ワイルドピッチから“珍現象” 球場特有のローカル・ルールが生んだ超レアプレー

この日の放送では、4月12日に行われた福岡ソフトバンクホークス対北海道日本ハムファイターズ戦(福岡PayPayドーム)での珍しいひとコマ“トリプルリクエスト”が取り上げられることとなったが、その際、番組に出演した野球解説者の五十嵐亮太氏と、このプレーについて解説した元・NPB審判員の坂井遼太郎氏の両氏が、実は過去に起きた“なんとも珍しい現象”の現場に、偶然居合わせていたことを紹介。実際にその様子を記録した、当時の貴重な映像が放送されることとなった。

番組内で披露されたのは、五十嵐氏が福岡ソフトバンクホークスに所属していた2015年5月19日に、北九州市民球場で行われた福岡ソフトバンクホークス対オリックス・バファローズの一戦を収めたVTR。この試合の7回表・オリックスの攻撃、2死走者なしの場面で、オリックスの駿太に対して五十嵐投手(当時)が投げたボールは、ワンバウンドする形でホームベースに当たり、そのままバックネット方向へと大きく弾む形でのワイルドピッチに。無論、このボールを処理しようと、高谷裕亮捕手がすぐさま追いかけることとなったが、なんと、ボールは三塁側寄りのバックネット部分に設置されていた看板の上に落ち、そのまま引っかかてしまうという、思わぬ展開に。

まさかそんな場所に引っかかるとは思ってもいなかった高谷捕手は、完全にボールを見失う形で慌てて周囲を見渡したものの、万事休す。振り逃げ扱いとなっていた打者走者の駿太は、一塁を蹴って二塁、さらに快足を飛ばして三塁へと到達する“振り逃げ三塁打”となった。

このプレーが発生した際に、主審をつとめていたのが、今回、五十嵐氏と同様、番組に出演することとなった坂井氏であったというわけだが、実はこのプレーの原因となったのは、北九州市民球場特有のローカルルール。この球場では、問題となったこの看板に引っかかった場合、ボールデッドとはならずにインプレーになることが決められているのだという。なお、当時を振り返る形で五十嵐氏は、「めちゃくちゃ覚えてます。振り逃げまではいいにして、その後、二塁まで行って、三塁行きそうになったんですよ。これ、マジヤバいと思って。」と、必死の形相で高谷にボールのありかを伝える、なんとも思い出深い映像を観ながらコメントした。

(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)

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