4月15日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、西武先発・髙橋光成が7回を投げ、日本ハム打線を1安打の5奪三振で零封。前回の登板である4月8日の福岡ソフトバンクホークス戦(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)では、“1イニング4K”という珍しい記録もマークしつつ、相手打線を完全沈黙させたことで話題となった髙橋だが、これで今季は3試合に登板し、23イニングを投げて失点わずか1。防御率は脅威の0.39と、トレードマークとなっている“ロン毛”とともに、ファンにその圧巻の投球を印象付けた。
【映像】大暴れする西武「チームロン毛」に要注意!
髙橋といえば、昨季、「負けるまで髪を切らない」というゲン担ぎから髪を伸ばしはじめて開幕に臨み、その後もシーズンを通じ、好調と髪を伸ばし続けることをキープ。今年2月のキャンプ時には、同じく西武の投手陣を支える後輩・今井達也とともに、「チーム・ロン毛」を結成し、個人はもとより、“チーム”としても昨季以上の活躍を目指して開幕を迎えることとなったが、そんな“ロン毛”効果もあってか、相棒・今井も開幕から好調をキープ。今季初登板となった4月4日の東北楽天ゴールデンイーグルス(楽天モバイルパーク宮城)戦で7回を投げ、楽天打線に対して被安打3、8奪三振を奪って零封し、今季初勝利をマークすると、続く4月13日の千葉ロッテマリーンズ戦(県営大宮球場)では、8回1死までロッテ打線を無安打に抑える力投で今季2勝目。ノーヒットノーランの達成はならなかったものの、12球団で今季初となる、9回を投げ抜いてのシャットアウト勝利を飾った。
なお、メンバーを募集しているという「チーム・ロン毛」は、現状、髙橋と今井の2選手ではあるものの、両選手の活躍如何では、今後、加入希望者も増えそうな気配。両選手の活躍と、「チーム・ロン毛」としてのさらなる躍進に、今シーズンは注目が集まりそうな気配だ。