【MLB】カージナルス5-4パイレーツ(4月16日・日本時間17日/セントルイス)
「あのマスクマンは誰だ!」。現地実況から、こんなコメントが飛び出した。9回2死からパイレーツのマカチェンが放ったボテボテのサードゴロを颯爽と捌いたのは、顔面を黒いマスクのようなもので覆った選手。グラブキャッチでは間に合わないと判断して右手で素手で掴むと、そのままランニングスローでアウト。球場のファンから大歓声を受けたが、果たしてこの選手の正体は…。
この日のセントルイスは気温が低く、試合中に寒そうにする選手が多く見られていた。ベンチに控える選手たちはパーカーなどで着込み、ネックウォーマーをする選手も複数いた。
選手にとっては厳しいコンディションで行われた試合だったが、内容は白熱。3-3で延長戦にもつれ込むと、10回にカージナルス・エドマンがセンターへサヨナラタイムリー。選手たちによる歓喜の輪ができると、寒さも忘れて氷水をかけようとする選手もいた。
このサヨナラ勝ちにつながったと思われるプレーが飛び出したのは9回だ。マカチェンの打球を「マスクマン」は華麗な動きで処理。それだけでも球場のファンが大盛り上がりとなったが、興味深かったのがその風貌。顔は目元だけ出ているが、その他の部分はすっぽりと隠れており、ファンからも「犯人みたい」と言われるほどだった。
なお、好プレーしたマスクマンの正体は10年連続でゴールデングラブ賞を獲得している名手・アレナドだった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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