将棋の竜王戦4組ランキング戦が4月18日に行われ、池永天志五段(29)が渡辺大夢六段(34)に75手で勝利した。この結果、池永五段は同準決勝に進出。次戦で本田奎五段(25)と対局する。
池永五段が嬉しい4強入りを決めた。本局は、渡辺六段得意の一手損角換わりの出だしに。中盤戦では繊細な駆け引きが続く難解な展開に。長い戦いを見据えて慎重な進行が見込まれていたものの、渡辺六段が敵陣深くに銀を打ち込む強手を放った。意外な一手に、ABEMAの「SHOGI AI」は大きく先手側に傾いたが、池永五段は夕食休憩を挟んで冷静に局面を見極め、最後まで冷静な指し回しで勝利に繋げた。
この結果で、池永五段は4組準決勝に進出。自身初の本戦トーナメント進出へ一歩前進を遂げた。次戦では決勝進出をかけて、タイトル戦登場経験を持つ若手強豪の本田五段と対戦する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)