強烈・新婚パワーで個人2連勝！渋川難波、猛烈な殴り合い制す「本当にうれしいですね」と充実感たっぷり／麻雀・Mリーグ

　やはり、愛の力は偉大だ。4月18日、プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2022-23」セミファイナルシリーズ6日目の第1試合では、KADOKAWAサクラナイツの渋川難波（協会）が4月13日の第1試合に続いて連勝。勝利者インタビューで「本当にうれしいですね」と笑顔の花を咲かせた。

【映像】個人連勝ににっこりの渋川難波

　今期からチームに加入した渋川は、レギュラーシーズンで32人中24位。期待されながらも、満足な結果を残せなかった。結婚を発表したのは3月24日。結婚後の初陣となった4月13日の第1試合では見事にトップを飾り、耳を赤らめながら「トップを届けたかった」と愛妻へメッセージを送った。起家から渋川、U-NEXT Pirates・鈴木優（最高位戦）、渋谷ABEMAS・松本吉弘（協会）、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥（RMU）の並びでスタートした当試合、まず渋川は親番の東1局0本場で挨拶代わりにリーチ・平和の2900点を獲得。東1局1本場ではリーチ・一発・ツモ・平和の7800点（＋300点）をアガった。

　一方で、東1局2本場では鈴木が8000点（＋600点）、親番の東2局では満貫・1万2000点を加点。渋川は2着目に沈んだ。だが、東4局では、その鈴木から中・赤・ドラ2の満貫・8000点（供託2000点）を奪って逆転。南2局2本場では親番の鈴木が満貫・1万2000点をアガって再逆転するも、南2局3本場では、またしても鈴木からリーチ・赤2・裏ドラの満貫・8000点（＋900点）を奪取し、そのままトップで試合を終えた。

　「ありがとうございます」。猛烈な殴り合いを制した渋川は、リポーターから連勝を称えられて頭を下げると、「本当にうれしいですね。とにかく、はい」と破顔。「結構、僕も高い手をアガるんですけど、周りもガンガンアガってきて…」と切り出し、「最後の最後までトップどころか2着も危ういんじゃないかって気持ちだったんで、とにかくうれしいです」と喜びを噛みしめた。「今日は4・5・6位の直接対決で、大事だ大事だって言われてたんですけど、セミファイナルは全部が直接対決なんで。今日だけじゃなくてずっと勝たなきゃいけないんで、気を引き締めて頑張りたいと思います」。これでポストシーズン個人連勝。新婚パワーで本来の実力を取り戻した魔神が、連覇を目指すチームをファイナルシリーズ進出へと導く。

【第1試合結果】

1着　KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）3万8300点／＋58.3
2着　U-NEXT Pirates・鈴木優（最高位戦）2万5900点／＋5.9
3着　EX風林火山・松ヶ瀬隆弥（RMU）2万1600点／▲18.4
4着　渋谷ABEMAS・松本吉弘（協会）1万4200点／▲45.8

※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ　2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）