【MLB】レッドソックス11-5ツインズ(4月20日・日本時間21日/ボストン)
レッドソックスの吉田正尚外野手が「4番・レフト」で先発出場し、3回の第2打席に5試合・22打席ぶりとなるタイムリーのセンター前ヒットを放った。前日まで4試合で計20打席連続ヒットが出ていなかったが、スタメン落ちに奮起してか久々に快音を響かせた。また8回の第5打席にもレフトへのヒットを放ち5打数2安打2打点、7試合ぶりのマルチ安打をマークした。
吉田の前日までの成績は48打数8安打6打点1本塁打、打率.167。4月3日(日本時間4日)には本拠地・フェンウェイパークのレフトにそびえる巨大な壁「グリーンモンスター」を越えるメジャー初本塁打を放っていた。ただ10日(同11日)のレイズ戦、第1打席で三塁線を破るレフト前ヒットを放って以来、バットから快音が響かず4試合20打席連続ノーヒットになっていた。1回はツインズ・前田健太投手との日本人対決となっていたがライトライナーに。3回の第2打席は2番手のパガンとの対戦だったが、2死二塁のチャンスでカウント2-2からの5球目、95.6マイル(153.9キロ)のストレートに負けじと強振。打球速度103.0マイル(165.8キロ)の痛烈なセンター前ヒットで打点も記録した。
NPBではオリックスに所属し5年連続で規定打席に到達しながら打率3割をマーク。通算でも.327というハイアベレージを残し、選球眼のよさから出離率も.421を残している。開幕前に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも大会新の13打点を叩き出しMVP級の活躍。大きな期待を寄せられてレッドソックスの主軸を任されたが、ここまではその期待に応えられていない。日本が生んだ天才打者が、このヒットからどこまで巻き返すか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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