前夜の借りをきっちりお返し。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2022-23」セミファイナルシリーズ、4月21日の第1試合はU-NEXT Pirates・仲林圭(協会)がトップ。試合後は「ガハハ」と高笑いも見せた。
チームは残り10戦で目下最下位、唯一のマイナスポイントを抱える立場。正念場となるこの試合は東家からEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、仲林、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)の並びでスタート。仲林は東1局に2000点、東2局は1人テンパイで3000点の収入と小刻みにリードする。
渋川に逆転を許し、追う展開の南2局親番。仲林は6巡目にリーチをかけると、高目のドラ五万を一発ツモ。さらに裏ドラも乗せてリーチ・一発・ツモ・平和・ドラ・裏ドラの1万8000点をゲットだ。さらに同1本場も早い先制リーチをツモって親満貫。これでダントツとなると、終盤は得意の鳴きやリーチを封印して専守防衛。最終局の南4局3本場は無理なく2つの仕掛けを挟み、發・赤の2000点(+900点、供託1000点)のアガリで試合終了となった。
試合後はやや紅潮した顔で「最高っすね!」。「昨日の夜に監督から『行けるのか?自分で取り返してこい』というようなLINEをいただいたので『行けます!』といって。その男気に応えられてすごく良かった」と、前夜から決まっていた連投で結果を出したことに安堵の表情も。一発ツモで決めた南2局の親跳満については「爆運だなと思いましたね。こういうのMリーグで初めてやったかもなっていうくらいの。安目平和のみですからね、アハハ」と突如として吹いた“風”を振り返って大笑い。
キャッチフレーズは“龍を継ぐ者”。リポーターが“龍を継ぐ男”と言い間違えると「“龍を継ぐ者”です、ガハハ!」と陽キャっぷりが全開。この日は試合前に“龍”と呼ばれる先輩プロと会っていたようで「片鱗が見えたかな」と、その場でエネルギーをもらっていたことも明かした。
8連戦の最終日、自身としては最高の形で締めた。最後はファンへ「クルーの皆さん、トップが取れました!監督の期待に応えることができたので、引き続きU-NEXT Piratesの応援をよろしくお願いします!」と頭を下げた。ファンからは「じゃがさんありがとう!!」「強かったね!」「トップだガハハ」と声援が寄せられていた。
【第1試合結果】
1着 U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)5万1600点/+71.6
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)2万2200点/+2.2
3着 KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)1万8300点/▲21.7
4着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)7900点/▲52.1
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







