4月15日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、負傷リスクも物ともせずに、日本ハム・清宮幸太郎が果敢に披露した“強心臓プレー”に、野球解説者の里崎智也氏が言及した。
【映像】衝撃!「めっちゃ怖い」強烈打球に危機一髪 日ハム清宮の“強心臓プレー”
0-3、日本ハム3点のビハインドで迎えたこの試合の5回表・西武の攻撃、無死走者一塁で、迎えるバッターは9番・児玉亮涼。児玉は、日本ハム先発・上沢直之の投じた初球、バントの構えから突如バスターに。しかもその打球は、バントシフトから猛チャージしてきていた三塁・清宮の正面を高速で突く強いゴロに。しかし清宮はこの打球に動じる気配さえ見せずにキャッチすると、素早い動きで一塁へと送球。一塁走者の進塁は阻めなかったものの、強襲ヒットやむなしという場面で、打者走者の児玉をアウトにすることに成功した。
このプレーに、野球解説者の里崎智也氏は、4月21日放送の『バズ!パリーグ』(ABEMA)に出演した際に、「今年のファイターズ清宮、ファースト守ってるときもそうですけど、結構(バントシフトの)チャージ、ハード気味にかけてくるんですよね。その中でね、バスターになりましたけど、よく捕りましたね。」と、送りバントに備えた守備位置から、さらに猛烈なチャージで前進していく中で、バスターによって鋭い打球が飛んだにもかかわらず、それに動じることもなく、的確に処理したことを称賛。その上で、「相手が強振してくる(可能性がある)中で、次も同じようにチャージできるかどうかが勝負ですね。」と、今回、一歩間違えれば負傷する可能性さえあったヒヤリとするプレーを経た後でも、清宮が同様の好守を続けられることに期待する形でコメントした。
なお、打撃面で見せる長打力はもとより、積極果敢な守備にもかねてより定評のある清宮は、昨季も9月2日に行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、相手打者がバントの構えからバスターに転じた際、強烈な打球に怯むことなく“超反応”で好捕し、ダブルプレーでピンチを救うというひと幕が話題となったことも。それを見た野球解説者・五十嵐亮太氏に「近距離で打球が来たら)“危ない!”ってなるんですけど、逃げずにしっかり見てるじゃないですか」と、その強心臓ぶりを絶賛されていた。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)