昨季まで米・メジャーリーグでプレーし、今季から日本球界復帰を果たした千葉ロッテマリーンズの澤村拓一が、古巣復帰後に始めた“ドヤ顔&腕組みポーズ”について、野球解説者・里崎智也氏が言及した。
【映像】「今回は何秒?」 MLBから復帰のロッテ澤村“確信ドヤ顔&腕組みポーズ”
メジャーでの2シーズンで主にリリーフとして104試合に登板し、3年ぶりの古巣復帰となった澤村は、4月4日にZOZOマリンスタジアム行われた北海道日本ハムファイターズ戦で“凱旋登板”ともいうべき今季初登板を果たし、1回を無失点で切り抜けて今季初ホールドを記録するなど、幸先の良いスタートを切ったが、その際、最後の打者となった日本ハムの代打・万波中正を一塁ゴロに仕留めると、澤村は一塁方向へとカバーに走った後で、“ドヤ顔&腕組み”のポーズを披露。
これがWBC活躍したメキシコ代表のランディ・アロザレーナの見せたポーズに似ていると、ネット上でもすぐさま話題に。しかしこの場面を見た野球解説者・里崎智也氏は、4月7日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)の中で、「早い、早い。1秒も止まってないから」と、アロザレーナと比較して澤村には“タメ”が少ないと指摘した上で、「(次回は)30秒はないかもわからないけど、やっぱ10秒ぐらいは。あとはどこのカメラに向くかを決めておいた方がいいですよ」と、次戦以降の“課題”を語っていた。
そして、迎えた4月14日のオリックス・バファローズ戦(ZOZOマリンスタジアム)で、澤村は好投の先発・佐々木朗希、2番手・益田直也に続く3番手として抑えのマウンドに登ることとなったが、この日は見事、オリックス打線を3人で切ってとり、今季初セーブを記録。しかも、最後の打者となった2番・ゴンザレスが打ち上げたボールの落下点にセンター・藤原恭大が入ると、マウンド上で打球の行方を振り返りながら、早くも“確信歩き”ならぬ“確信ドヤ顔&腕組みポーズ”を披露。
メジャー帰りのベテラン・澤村ならではの貫禄を見せることとなったが、このシーンについて里崎氏は、4月21日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)の中で、「これはいいですね!」「形的にはパーフェクト。」と、初回となった4月4日の登板時に比べ、澤村の“ドヤ顔&腕組み”ポーズが改善され、合格ラインに達したと称賛。その上で里崎氏は、「でも、一番最悪なパターンが、あれ(澤村の“ドヤ顔&腕組み”ポーズ)から、(野手がボールを)落とすっていうね。そのパターンもありますからね。」「落としたバージョンも考えておかないと。マリン、風吹いてますから。万が一があるんでね。」と、海からの風に選手たちが翻弄されやすいZOZOマリンスタジアムならではの特性と、自身のプレー経験を踏まえる形でコメントした。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)