ストレートにカーブとフォークという少ない球種でありながらも、3月31日にルーナドームで行われた埼玉西武ライオンズとの開幕戦でプロ初登板を果たすと、5回1/3を投げて7奪三振を記録して西武打線を翻弄。次戦となった4月11日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天モバイル)でも、5回10奪三振の好投で嬉しいプロ初白星を飾ったオリックス・バファローズの山下舜平大。その独特なピッチングスタイルと、堂々たるマウンドさばきに、早くも野球ファンから熱視線が注がれつつあるが、そんな山下を、『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)の辻歩アナウンサーが直撃した。
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4月21日放送の『バズ!パ・リーグ』では、辻アナウンサーによる山下への独占インタビューの模様を紹介。そのインタビューの中で山下は、自分の中での“一番の決め球”について訊ねられると、「真っすぐがやっぱり中心のピッチャーなので、真っすぐの手ごたえというか、良い感じの手ごたえはあります。」と、190cmの長身から投げ下ろすMAX158km/hのストレートであるとコメント。その上で、「もともと、真っすぐとカーブしかなくてプロに入って、“落ち球のフォークボールが欲しい”と思って、今年から投げ出したっていう感じで。今、現状は3球種でやっているっていう感じです。」と、変化球としては、以前から投げていたカーブに加え、今季からフォークを新たな球種として取り入れたことに触れ、それにより、「フォークがあることによって、また、カーブの反応が良かったりだとか、今まで使っていた真っすぐとカーブが、より面白かったり、(打者の)反応がが良かったりするので、とても良い球種だと思います。」と、投球の幅が出るなど、相乗効果が生まれていることで、早くも手ごたえを感じていることを明かした。
そんな山下について、NPB・MLBで活躍した投手出身の野球解説者・五十嵐亮太氏は、4月14日放送の『バズ!パ・リーグ』に出演した際に、「「珍しいですね。今、いろんな変化球を投げるピッチャーが増えているんですけれども、やっぱり少ない球種で抑えられるというのは、ポテンシャルというか、1つ1つのボールが他のピッチャーよりも秀でてないと、なかなか抑えられないので、そうした意味でいえば、1つ1つのボールが“超一球品”ということだと思います。」と絶賛していたが、こうした少ない球種で相手打者を翻弄する自身のピッチングスタイルについて山下は、「ビビってたら本当に抑えられないと思うので、自分はコースコースとはあんまり狙ってなくて、本当にボールで勝負している。」と、気迫のこもった自信のストレートの威力を信じ、打者と対戦していると語った。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)