Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2022-23」セミファイナルシリーズの開幕となる4月24日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はTEAM・雷電、萩原聖人(連盟)だ。体調を崩し一時戦列を離脱していたが、しっかりとコンディションを整えてから復帰。今回のセミファイナルは初登場。休養中に調子を上げたチームの波にうまく乗れるか。
【中継】朝日新聞 Mリーグ サクラナイツvs麻雀格闘倶楽部vsABEMASvs雷電
萩原はレギュラーシーズンで個人29位と、今期も苦戦が続いた。それでも頼もしいチームメイトの支えで終盤には少しずつ調子上げ、チームは無事にセミファイナル進出。今期、ファイナルシリーズ行きを逃せば構成変更という状況下で1つ目のハードルを越えた。他の3選手の活躍によりリーグ3位まで浮上した状況で任された後半初戦。勝利の決めポーズができれば、TEAM雷電の麻雀はますますおもしろくなる。
正念場を迎えているのはKADOKAWAサクラナイツ。昨期の優勝チームも今期は上位の常連とはいかず、U-NEXT Piratesにかわされついに6位に転落した。残り10戦の猶予はあるが、試合数が減るほど他チームからラスを押し付けられるような展開も増えてくる。大舞台に強い岡田紗佳(連盟)はプレッシャーを力に変えて華やかに舞う。
抜群の安定感を誇る渋谷ABEMASも、胸中穏やかではない状況が続く。ボーダーライン上の4位が続き、いつ圏外に転げ落ちても不思議ではない。そんな時に頼りになるのが安定感抜群の日向藍子(最高位戦)。普段は守備メインながら、短期決戦では腹を括る度胸も持つ。意を決してのリーチは破壊力十分だ。
猛スピードで局を消化し、あっという間に勝ち切ってしまうのがKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)のパターン。相手に考える隙を与えないようなテンポで、気づけば高打点をアガっている様は圧巻だ。チームは小差ながら現在首位。突き抜けるためには、やはり「魔王」の力がいる。
【4月24日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人14位 +36.7
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)個人6位 +213.3
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)個人11位 +128.6
TEAM雷電・萩原聖人(連盟)個人29位 ▲305.8
【4月21日終了時点での成績】※レギュラーシーズンのポイントを半分持ち越し
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +196.0(10/20)
2位 EX風林火山 +168.8(12/20)
3位 TEAM雷電 +155.3(10/20))
4位 渋谷ABEMAS +66.1(10/20)
5位 U-NEXT Pirates +4.5(12/20)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲46.2(10/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





