“ユニバース”は歓喜、ついにTEAM雷電が首位に躍り出た。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2022-23」セミファイナルシリーズ、4月24日の第2試合はTEAM雷電・黒沢咲（連盟）が持ち前の高打点打法でトップ。チームスコアは＋217.6まで伸び、▲21.2の5位でスタートした今シリーズ、この日ついに首位に立った。
第1試合で萩原が今シリーズ初登板を果たし2着。大いに視聴者を沸かせた。その勢いのまま第2試合を任されたのは黒沢。試合は起家からKONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗（連盟）、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾（協会）、黒沢、渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）の並びでスタートした。
黒沢は東4局、ドラの8筒待ちの七対子でリーチ。山に残り1枚のアガリ牌を引き寄せ、リーチ・ツモ・七対子・ドラ2の1万2000点を手に入れた。南2局1本場、ドラはないものの123の三色同順が確定したペン3筒をリーチ。ドラを2枚持ちテンパイ、オリるわけにはいかない親の堀からこれが出てロン、リーチ・三色同順の5200点を獲得。このリードを活かし、南4局は親の白鳥と共にノーテンで終了。この勝利でTEAM雷電が暫定首位となった。
黒沢はインタビューで「今日はチームでオンラインパブリックビューイング。みなさん本当に熱く応援してくださっている中で“あの人”が帰ってきて、1回戦も苦しい中でポイントを持ち帰ってくれたので『ここでやるしかない！』って思って」と、萩原の復帰となるこの試合で価値あるトップが取れたことを喜んだ。
ポストシーズンに入り主役が不在というアクシデント。黒沢はこの事態に際し、不在の間はできるだけ元気を出してもらえるように打ちたいと思っていたこと、また戻ってきた時にはセミファイナルを通過、もしくは優勝を狙える位置にいたいと思っていたことなどを語った。
チームが暫定首位となったことを告げられると、黒沢は思わず「あはは！」と大きく相好を崩し「あんまり慣れていないので。今の順位とか、ポイントを気にせず、とにかく最後まで自分の麻雀を打ち切るっていうことに集中して打たないと、またおかしなことになりそうなので、それだけを一生懸命やりたいと思います」と、自然体を強調。ファンからは「雷電優勝あるで！」「雷電強すぎ！！」「やっぱ雷電面白いわ最高やー」とチームの躍進を喜ぶ声が殺到した。
試合後にTwitterでは「雷電首位」がトレンド入り。チームの顔、萩原が戻り士気は最高潮。初のファイナル進出、そして大目標の優勝へ“面白い麻雀”は勢いを増すか。
【第2試合結果】
1着 TEAM雷電・黒沢咲（連盟）3万4000点／＋54.0
2着 渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）2万9100点／＋9.1
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗（連盟）1万8900点／▲21.1
4着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾（協会）1万8000点／▲42.0
【4月24日終了時点での成績】
1位 TEAM雷電 ＋217.6（12/20）
2位 EX風林火山 ＋168.8（12/20）
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋156.9（12/20））
4位 渋谷ABEMAS ＋133.1（12/20）
5位 U-NEXT Pirates ＋4.5（12/20）
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲136.4（12/20）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
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