アニメの定番ジャンルのひとつに、“学園モノ”があります。大抵はクラスの中から何人かをピックアップして描いているイメージですが、アニメによってはクラス全員にしっかり設定がついていることも。そこで今回は、クラス全員にスポットライトが当たるアニメ作品をチェックしていきましょう。
目次
- 「僕のヒーローアカデミア」
- 「魔法先生ネギま！」シリーズ
- 「暗殺教室」
- ◆まとめ
「僕のヒーローアカデミア」
まずはTVアニメ7期の制作も発表され、ますます盛り上がりを見せる「僕のヒーローアカデミア（通称：ヒロアカ）」です。「ヒロアカ」は、コミックスのシリーズ世界累計発行部数8500万部を突破している、堀越耕平先生の人気漫画が原作。総人口の約8割が超常能力“個性”を持つ世界を舞台に、“個性”を悪用する犯罪者と戦うヒーローを目指す学生たちの活躍を描いた作品です。
「ヒロアカ」の主人公・緑谷出久（通称：デク）は元々無個性の少年ですが、No.1ヒーロー・オールマイトと出会い、ヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学しました。デクの所属するヒーロー科1年A組のクラスメイトたちには、全員しっかり名前や個性の設定がついています。
主役以外のキャラたちにも見せ場があり、たとえばアニメ第6期121話は、A組の切島鋭児郎の活躍回。切島は巨大な敵のギガントマキアに潰されそうになった芦戸三奈を突きとばして助け、自身の個性である硬化能力を発動させます。さらに敵の口内に上手く麻酔薬を投げ込み、弱体化させていました。
ほかにも第6期136話「デクvsA組」では、孤独に戦おうとするデクを連れ戻すため、残ったA組の全員が協力。それぞれの個性を駆使しながら、順番にデクに声をかけていく光景からは、クラス全員の絆がうかがえます。
「魔法先生ネギま！」シリーズ
続いては、参議院議員に当選したことでも話題を集めた漫画家・赤松健先生のヒット作「魔法先生ネギま！」をご紹介。「魔法先生ネギま！」、「ネギま!?」とタイトルを変えて2度テレビアニメ化されたほか、OVAや、実写テレビドラマも制作されました。
「魔法先生ネギま！」は、魔法使いの少年ネギ･スプリングフィールドが麻帆良学園の先生として赴任してくるところから始まる物語。ネギが受け持つ2－Aの生徒は、31人全員がヒロイン扱いで、名前はもちろん入っている部活や趣味まで細かく設定付けがされています。
また「魔法先生ネギま！」では、月ごとに歌うメンバーが変わっていくOP「ハッピー☆マテリアル」も話題になりました。歌うメンバーは出席番号順に数人ごとに分けられ、全員に出番が回ってくる仕様。また最終回には2－Aの生徒全員で歌うバージョンのOPが流れました。
「暗殺教室」
最後に紹介するのは、「逃げ上手の若君」のアニメ化でも話題になった松井優征先生の作品「暗殺教室」。2015年にアニメ化されたほか、実写映画版も作られた人気作です。
「暗殺教室」は来年地球を爆破すると言う超生物・殺せんせーが、ある日3年E組の担任となり、生徒たちに期限までに自分を暗殺するミッションを課すというもの。3年E組は通称“エンドのE組”と呼ばれる落ちこぼれクラスでしたが、殺せんせーの授業を経て成長していきます。
3年E組のメンバーは20人以上。なかには“人工知能を搭載している新型兵器”の律など個性的な設定の生徒もいますが、野球部の杉野友人や絵や造形が得意な菅谷創介など一見普通の学生も少なくありません。
「暗殺教室」ではそんな一般的な生徒も、ちゃんと活躍しています。たとえば第1期5話では、理科が得意な女の子・奥田愛美にスポットが当たります。奥田は眼鏡に三つ編みで大人しそうな見た目ですが、本編では毒を使って殺せんせーを暗殺しようとしていました。ほかにもＥ組の委員長・磯貝悠馬が、A生徒会長であるA組の浅野学秀とリーダー対決をする第2期5話「リーダーの時間」など、いろいろなキャラクターの深堀りが見られます。
◆まとめ
以上、生徒全員にスポットが当たるアニメを3つ紹介してきました。今回紹介した以外にも、「エルドラン」シリーズの「絶対無敵ライジンオー」や「熱血最強ゴウザウラー」も生徒みんなで協力して敵と戦う名作です。
