【MLB】エンゼルス10-11アスレチックス(4月24日・日本時間25日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場した試合で、実況アナが「危ない!」と思わず声を張り上げる瞬間があった。あわや大惨事の瞬間にファンからも「一発レッドだ」「危なすぎる」など批判が噴出した。
3回表、1死走者なしの場面で、アスレチックスの6番ディアスの当たりは詰まりながらライト方向へ。内野手と外野手の間に落ちるテキサスヒットとなり、ディアスは一塁を駆け抜け二塁を狙った。しかし次の瞬間、二塁へのスライディングが危険極まりないものとなった。タイミングは完全にアウトだったにもかかわらず、ディアスはスパイクをネトのグラブに向けたまま滑り込んだ。送球をキャッチしたネトは、ディアスのスパイクを恐れることなくグラブで受けてタッチアウト。
直後、ネトは左手からグラブを外すと痛そうなリアクションを見せた。同僚のトラウトが心配そうな顔でネトを見つめる。不可抗力ではあるものの、ホームランが飛び交う空中戦が展開された試合は、この時点では1対7とアスレチックスが大量リードを奪っていた。
実況アナが思わず「危ない!」と声を上げると、視聴者も「ネト大丈夫か?」「急に本気出すアスレチックス」「一発レッド」など、批判的な意見と心配の声が相次いだ。
当事者となったディアスはカーディナルス→ブルージェイズ→アストロズと3チームを経由して今季からFAでアスレチックスの一員となった選手。2年1450万ドルで加入したユーティリティプレイヤーであり、サウスポーに強いのが特徴でもある。エンゼルスの先発は左腕スアレス。さすがの打撃内容だったが、直後にみせた殺人的スライディングには、多くのファンがヒヤリとさせられた。もちろんエンゼルスベンチも「大丈夫か」と、心配そうな顔つきでネトを見つめていた。
このアクシデントで燃えたのか、その後エンゼルスは一時6点差まで開いたビハインドを7回裏にひっくり返す劇的な展開に。間一髪のプレーが、結果的には「ケガの功名」に…と思われたが、9回に同点に追いつかれると、延長10回のタイブレークの末に敗戦。昨日のウォード、トラウト、大谷の3連発による劇的勝利を次につなげられずに借金「1」となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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