【MLB】エンゼルス10-11アスレチックス(4月24日・日本時間25日/アナハイム)
両チーム合計8本のホームランが飛び出した超絶な空中戦は、延長タイブレークの末、エンゼルスがアスレチックスに11-10で敗れた。一時は6点あったビハインドをエンゼルスが逆転するも、9回に同点とされ「なんとも言えない」「おかしな試合だ」といったコメントも散見されたが、その直後に一人のファンの行動が物議を呼ぶシーンが起こった。
エンゼルスが1点リードで迎えた9回表。アスレチックスは1死満塁で3番ルーカーが押し出しの四球を選び同点に。「なおエ」が頭をもたげる中、4番ウェードが見逃し三振に倒れツーアウト。続くランゲリアーズが放ったフライはレフトへの大飛球となった。
多くのファンが「入った」「終わった」と覚悟した次の瞬間、フェンスいっぱいのところでレフトのウォードがこれをスーパーキャッチ。直後、ABEMA解説の西岡剛氏が「すげぇ!」「ワーオ」と驚きの声を上げた。
「完璧なホームランをキャッチした」と西岡氏は褒めたたえたが、リプレー映像をみると、エンゼルスのユニフォームを着た観客もフライをキャッチしようとグローブを差し出していた。プロのウォードとアマチュアの観客。互いのグラブが交錯したシーンが映し出され、客のグラブはウォードの顔面に触れた。
幸いにもウォードがキャッチをして事なきを得たが、仮に観客のグラブがウォードのキャッチを邪魔していたら…。まさに「不幸中の幸い」といえるシーンだった。
このシーンにはABEMA視聴者からも「観客じゃますな」「客出禁にしろ」「なにしとんねん」「あぶな」「まじでファンじゃま」「観客妨害で退場」など批判的なコメントが殺到。西岡氏も思わず「このファン邪魔」と憤りをあらわにした。
結果、延長戦にもつれ込み、タイブレークで3点を奪われたエンゼルスがその裏の追い上げ及ばず敗れたが、9回のプレーでサヨナラ決着となっていれば、後味はさらに悪くなったかもしれない。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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