Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2022-23」セミファイナルシリーズの開幕となる4月27日の第1試合に出場する4選手を発表した。今回はリーグ3位から6位までの4チームがボーダーラインを挟んで激突。3・4位チームは突き放したい、5・6位チームは混戦に巻き込みたいという、思惑が交錯する直接対決だ。
【中継】朝日新聞 Mリーグ サクラナイツvs麻雀格闘倶楽部vsアベマズvsPirates
3位のKONAMI麻雀格闘倶楽部は、セミファイナル開始時に持ち越していたポイントを大きく減らしてしまった。やはりチーム数が減り直接対決が増えるポストシーズンは簡単ではない。むしろ苦しい状況もレギュラーシーズンの貯金で耐えられている。大きなラスを引けば、いよいよ後続に足を掴まれる重圧もある中、滝沢和典(連盟)が個人連勝を狙う。
安定感が光る渋谷ABEMASは白鳥翔(連盟)が先発する。セミファイナルではボーダーライン上の4位というしびれる位置での戦いが続くが、ズルズルと後退しないあたりも5年連続でファイナル進出を果たしている底力があるからだ。残りも6試合となり、条件戦の色合いが濃くなる中、修羅場をくぐり抜けている数が結果につながる。
U-NEXT Piratesは一時3ケタプラスまで沈んだが、再浮上して現在はプラスポイント。ボーダーラインまで85.5ポイントと、トップラス1回で追いつける差で食らいついている。逆にマイナス域に再度転落するようであれば、残り試合も少ないだけに明確に上位チームからラスを押し付けられるような戦いが強いられる。鈴木優(最高位戦)は荒波を越える強気の戦いを貫けるか。
ボーダーまで約230ポイントのビハインドがあるKADOKAWAサクラナイツは、もう勝つしかない。残り6試合で1試合30ポイントずつ稼いでようやくボーダー付近という状況。毎日コツコツというよりも、デイリーダブルなどを決めて大混戦に持ち込まなければ、活路が開けない。堀慎吾(協会)は普段の打ち筋とは違っても、チームのためにトップを狙うことになる。
【4月27日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)個人23位 ▲124.2
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)個人25位 ▲135.4
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)個人18位 ▲84.7
U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)個人20位 ▲92.8
【4月25日終了時点での成績】※レギュラーシーズンのポイントを半分持ち越し
1位 TEAM雷電 +213.4(14/20)
2位 EX風林火山 +202.3(14/20)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +170.7(14/20)
4位 渋谷ABEMAS +90.0(14/20)
5位 U-NEXT Pirates +4.5(14/20)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲136.4(14/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





