【MLB】エンゼルス11-3アスレチックス(4月26日・日本時間27日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場。6回に実現したアスレチックス藤浪晋太郎との対決でヒットを放った後、8回にセンターへ3試合ぶりの6号2ランを放った。大谷が今季これまで放った5本のホームランはすべて変化球を捉えたもので、いずれも球速145キロ以下だったが、この日は152キロの速球を打った1発。それは直前の藤浪との勝負があったから生まれたものだったのかもしれない。
8-3とエンゼルスがリードした展開となった6回、中継ぎに配置転換された藤浪が2番手としてマウンドに上がった。藤浪は大谷に対して全球ストレート勝負を挑むと、初球に99.9マイル(160.8キロ)、2球目に159.2キロを計測。続く3球目も159.3の力の込もったストレートを投じたが、大谷はこれをうまくレフトに弾き返し、大谷自身10打席ぶりとなるヒットとなった。
今季の大谷は本塁打がすべて球速145キロ以下の変化球を打ったもので、このところ速球を空振りするか、打っても詰まらされ手がしびれたような仕草をする様子もしばしば見られた。しかし藤浪との対決では、2球目を打ちに行ってファールチップすると、3球目をレフトへクリーンヒット。これで感覚をつかんだのか、続く打席で3番手スミスの投じた94.5マイル(約152.1キロ)を完璧に捉え、センター越えのホームランにしてみせた。
160キロを超える速球が武器である藤浪との真っ向勝負は、ヒットという結果以上に、大谷にとって大きなきっかけを掴む価値ある対戦だったと言えるのではないだろうか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
■大谷翔平 人気記事
■Pick Up
・嫌われない広告とは?「ABEMA」のスポーツ×広告事例から紐解く
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?
・槙野智章氏と考える「スポーツ×マーケティング」の可能性