藤井聡太竜王が43手目を封じる 渡辺明名人との注目の第2局 形勢互角のまま2日目へ/将棋・名人戦七番勝負
【映像】渡辺名人VS藤井竜王 注目の名人戦第2局

 将棋渡辺明名人(39)に六冠保持者の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が挑戦する第81期名人戦七番勝負が4月27日、静岡県静岡市の「浮月楼」で第2局が行われ、藤井竜王が43手目を封じて指し掛けとした。あす28日午前9時頃に封じ手が開封され、対局が再開される。

【映像】渡辺名人VS藤井竜王 注目の名人戦第2局

 4連覇を目指す渡辺名人に、六冠保持者の藤井竜王が初挑戦している今期の七番勝負。開幕局は藤井竜王が先勝を飾った。何としてでも本局で追いつきたい渡辺名人は、早々に角道を止め雁木模様に進めて力勝負を選んだ。戦型は「矢倉」に。スローペースで進行しており、互いに細かな駆け引きを含んだ序盤のねじり合いが続いている。

 午後6時30分に立会人の青野照市九段(70)が封じ手の定刻を迎えたことを告げると、手番の藤井竜王は2分の少考ののちに封じる意思を示し、指し掛けとした。封じ手での形勢に大きな差はなく、ABEMAの「SHOGI AI」はほぼ互角の数字を示している。中継に出演した三枚堂達也七段(29)は、「駒のぶつかりは少なく比較的穏やかな1日目だったが、渡辺名人の駒組みの仕方や、それに対応した藤井竜王の持久戦へのシフトなどが1日目のポイントになった」と振り返った。

 本格的な激しい戦いが始まる2日目の展開に大きな注目が集まりそうだ。第2局2日目は、28日午前9時頃に再開が予定されている。

 持ち時間は各9時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。

【封じ手時点での残り持ち時間】

▲藤井聡太竜王 4時間27分(消費4時間33分)
△渡辺明名人 5時間23分(消費3時間37分)

(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第81期 名人戦七番勝負 第二局 1日目 渡辺明名人 対 藤井聡太竜王
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