4月26日(日本時間27日)に行われたボルティモア・オリオールズ対ボストン・レッドソックス戦で、レッドソックスの吉田正尚が、追い込まれながらもセンターへと運ぶ技アリのホームランを放ったが、そうした中、吉田本来の持ち味のひとつである“破壊力満点の長打力”を垣間見せたNPB時代の特大ホームランが、このところMLBファンの間でも話題となっている。
昨年9月10日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦の3回裏、吉田はソフトバンク先発の板東湧梧が投じた真ん中高めのストレートを鋭く叩き、ライトスタンドへと飛び込む本塁打を放っているが、その際、吉田がすぐさま“確信歩き”をしていることからもわかるように、この本塁打は、打った瞬間にそれとわかる超・特大のアーチ。弾丸で京セラドーム大阪の5階席部分へと達する一撃となった。
オリオールズ戦で見せた技アリの一打に加え、こうした破壊力満点の長打力を併せ持つ吉田。既にこうした硬軟自在の吉田のバッティングスタイルは、徐々にMLBでも披露されつつあるとあって、現地のファンからは「これなら3割20本イケる!」「これは完全復調だわ」「マサタカは本当に天晴れだよ!」「ヨシダ、とにかくかっ飛ばせ!」といった声も出ているが。今季、吉田ならではのこうした打撃が1度でも多く見れるよう、我々も願うばかりだ。