【MLB】オリオールズ5−4レッドソックス(4月24日・日本時間25日/ボルチモア)
4月25日にオリオール・パークで行われたボルティモア・オリオールズvsボストン・レッドソックスの一戦で、“意外とレアな本塁打”と放った打者が、ネット上の野球ファンの間で注目を集めている。
【映像】あわや観客にボールが直撃!?(1:50〜)
0-0で迎えたこの試合の2回の表・レッドソックスの攻撃、2死走者なしの場面で打席に立ったのは、6番・トリストン・カサス。カサスは、オリオールズ先発のディーン・クレーメルが投じた初球、真ん中高めのストレートを豪快に振りぬくと、打球はライト方向へと鋭く伸びる大飛球に。そのままスタンド上段部分に設けられた飲食コーナー“The Roof Deck”のフェンスを直撃するという、豪快な一打となった。
この“The Roof Deck”のフェンスは、ライト方向への大飛球が放たれるたびに、中継映像でもしばしば映し出されるが、意外にも「直撃」されるケースはあまりなく、大抵はその手前の場所へと着弾するか、逆に風などの影響を受ける形で、フェンスオーバーとなってしまうのだという。今回、カサスの一撃が“The Roof Deck”フェンスに直撃したのは、その打球が風による影響などを物ともせずに、鋭い弾道でスタンドへと突き刺さったことを意味しているともいえる。実際、今回の打球速度は、カサスにとってこれまで最高だった110.5マイルを超えた112.3マイルで、その推定飛距離も426フィートと、この試合に出場した両軍の打者の中で最も大きいものであった。
なお、過去に“The Roof Deck”フェンスへの直撃弾を放った選手の中には、オリオールズでシーズン53本塁打を放つなど、長距離砲として活躍した“怪力男”クリス・デービスをはじめ、力強い打球を持ち味とするパワーヒッターが散見される。そうした意味でいえば、今回のカサスによる一打は、彼のスラッガーとしての本格覚醒を予見させる一打でもあったといえるかもしれない。
ちなみに、カサスといえば、2021年に行われた東京五輪の際に、アメリカ代表のメンバーに抜擢され、日本戦で青柳晃洋(阪神タイガース)から豪快な3ランを放ち、“青柳を打った男”として注目されたことも。そのため、「素晴らしいホームランだね!」」「美しいスイング!」といった米国の野球ファンからの声に加え、日本の野球ファンからも、「カサスって東京オリンピックで青柳からホームラン打ったあのカサスか」「オリンピックで青柳からホームラン打ったカサスは無事に育ってきたな」「東京五輪でカサスの打撃は米国代表の中でも飛び抜けていた」といったカサスに関する声が寄せられている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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