大谷翔平、無傷の4勝目なるか今季6度目の先発登板初回は無安打1奪三振の滑り出し

【MLB】エンゼルス－アスレチックス（4月27日・日本時間28日／アナハイム）

　エンゼルス・大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場し、投手として今季6度目の先発マウンドに上がり1回を無安打無失点1奪三振でスタートを切った。今季無傷の3連勝で、防御率も0点台と抜群の安定感を誇る「投手大谷」が、本拠地でまたも快投を見せるか。

【映像】大谷翔平は「3番・投手」で先発出場（生中継中）

　大谷の投手としての今季成績は、前日までに5試合に先発登板し3勝0敗、防御率0.64。両リーグ通じて2位の好成績だ。さらに28回を投げて被安打8、38奪三振。被打率.092は両リーグトップで、唯一の0割台と断トツ。奪三振率も12.21とハイレベルだ。前回登板は7回2安打2四球無失点11奪三振の好投で今季3勝目。160キロ前後のストレートに鋭く曲がるスイーパー、落差・緩急差の大きいカーブなどを自身の配球で織り交ぜ、打者を翻弄し続けた。

　今季は開幕前にワールド・ベースボール・クラシック（WBC）が開催されたこともあり、例年以上に仕上がりが早い大谷だが、好不調の波が出る打撃に対して、投球は立ち上がりにやや制球を乱すことはあっても、尻上がりに整えていく様子は圧巻。まとまり始めてからは、打者からしても攻略の糸口が見つからないほどだ。

　なおアスレチックス戦の登板は、開幕戦となった3月30日（日本時間31日）以来、今季2度目。その際は6回2安打無失点10奪三振と好投したものの、勝敗はついていない。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）