将棋の渡辺明名人(39)に藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が挑戦する第81期名人戦七番勝負は4月28日、静岡県静岡市の「浮月楼」で第2局2日目の対局が行われている。再開以降互いに慎重なスローペースで進行していたが、昼食休憩を前に藤井竜王から仕掛けて本格的な戦いが始まった。激戦が見込まれているだけに、今後の展開から目が離せない。
前日に藤井竜王が封じた34手目は、候補手の中でも最も激しい変化を含む香上がりの一手。互いに1時間近い長考を経て、昼食休憩を前に藤井竜王から仕掛けていよいよ本格的な戦いが始まった。休憩時点でABEMAの「SHOGI AI」はわずかに藤井竜王側に傾いているものの、大きな差は無い。解説の中村太地八段(34)は「(藤井竜王は)角を捨ててでも端を突破する強襲を考えているのでは。指し手の難易度が高いのは後手なのかもしれない」とコメントしていた。
いよいよ激しい戦いへ、第2局を制するのはどちらか。持ち時間は各9時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食メニュー】
渡辺明名人 にぎり寿司(さび抜き)
藤井聡太竜王 牛すき煮御膳
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲藤井聡太竜王 2時間57分(消費6時間3分)
△渡辺明名人 3時間58分(消費5時間2分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)