Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2022-23」セミファイナルシリーズの開幕となる4月28日の第1試合に出場する4選手を発表した。先発を任されたのは麻雀界、さらには芸能界などで、華々しい活躍をしてきた選手ばかり。おおよそ何かを「持ってる」者でなければありえないことを、いくつも起こしてきた4選手が集結となれば、激闘が続くセミファイナル後半戦が、ただで済むはずがない。
【中継】朝日新聞 Mリーグ 風林火山vsサクラナイツvs雷電vsPirates
「持ってる」と言えば、芸能界という競争の激しい世界でも活躍してきたTEAM雷電・萩原聖人(連盟)を抜きには語れない。セミファイナルは病気療養のため前半戦は仲間に任せていたが、後半戦から復帰。早速2着に入るとファンに向けて「泣こうぜ、みんな!」と熱い言葉を投げかけた。初のファイナルシリーズ進出まであと6試合。ここで萩原がトップを取れば、涙の悲願達成はもうすぐだ。
同じく芸能界の荒波に揉まれているKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)は、麻雀でも数々の伝説を作っている。テレビ対局で九蓮宝燈や国士無双・十三面待ちなど、人生で1度アガればラッキーというものを、多くの人の目の前で成就できる勝負強さは天運の持ち主ならでは。注目されるほど力を発揮するタイプだけに、劣勢に立たされたチームを奇跡的に救う何かをやってのけるかもしれない。
麻雀界でいくつも伝説を作ってきたといえばEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)。姉・瑠美との姉妹は、今の女流雀士活躍の道を切り開いたパイオニア的存在だ。亜樹は今期、役満・四暗刻単騎をアガるなど、ここ一番の勝負強さは健在。やはり派手な舞台が亜樹にはよく似合う。
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)は、まさにMリーグでの活躍によって人生を変えた選手。昨期のMVP獲得影響は非常に大きく、メディア露出も一気に増えた。多忙になる中2年連続でMVP争いを繰り広げたのは、実力はもちろんながら自分に吹いた追い風をしっかり捕まえているからこそ。前日、仲林圭(協会)が大きなトップを取った。次は瑞原がやる番だ。
【4月28日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)個人15位 +27.5
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人14位 +36.7
TEAM雷電・萩原聖人(連盟)個人29位 ▲305.8
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)個人3位 +270.3
【4月27日終了時点での成績】※レギュラーシーズンのポイントを半分持ち越し
1位 TEAM雷電 +213.4(14/20)
2位 EX風林火山 +202.3(14/20)
3位 渋谷ABEMAS +181.1(16/20))
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +146.0(16/20)
5位 U-NEXT Pirates +94.8(14/20)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲293.1(14/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





