4月26日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズの一戦で、プロ入り7年目にして初のセーブを記録し、試合後の会見で思わず涙したことで話題となった田中正義。名前の「正義」にちなむ形で、「ジャスティス」の愛称で親しまれ、最近ではファンも急増しているというそんな田中について、日本ハムOBの杉谷拳士氏が“もらい泣き”を堪えつつ言及した。
【映像】涙のお立ち台に“もらい泣き”
6-3、日本ハム3点のリードで迎えたこの試合の9回表、宮西尚生に続く5番手として登板した田中は、この日2安打の8番・ゴンザレスをワンバウンドのフォークで三振に切ってとると、続く9番・茶野篤政は、初球、外角へと沈むフォークで一塁ゴロに。そして最後のバッターとなった代打・西野真弘に対しては、フォークとストレートであっさりとカウント0-2に追い込むと、最後は真ん中低めへと沈み込むフォークで空振りの三振に切ってとり、ゲームセット。この日の好投で、田中は嬉しいプロ入り初セーブを掴み取った。
4月28日にABEMAで放送された『バズ!パ・リーグ』では、改めてそんな田中の投球が紹介されることとなったが、同番組に出演し、この映像を見た杉谷氏は、わずか10球でキッチリと締めたこの日の投球を称賛した上で、「ホントにファイターズに来て、マウンドに立つ喜びっていうのを全身で表現している姿が僕はすごい印象的で。「ジャスティス」って呼ばせてもらいますけど、ジャスティスの投げてる姿がね、僕、大好きになりましたね!」と、投球内容のみならず、選手としての魅力についても称賛。さらに、田中正義が2016年のドラフトで5球団競合の末にソフトバンクに入団したものの、結果が出ないシーズンが続き、FA人的保障で入団した日本ハムでようやくたどり着いた、“涙のお立ち台”映像が紹介されると、「ホントに苦しんでいた分、今、ファイターズで投げられる喜びを、ホント感じますし、ずっと応援したくなるような…すみません、ホント、泣きそうになりました。」と、どこか自身の現役時代の姿と重なる部分があったのか、もらい泣きを堪えながら称賛した。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)