4月22日に京セラドーム大阪で行われた オリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、今季、チームメイトの今井達也と共に“チーム・ロン毛”として話題の西武・高橋光成が、自己最速となる157km/hの見事なストレートでフィニッシュした圧巻の完投劇が、ネット上の野球ファンの間で話題となっている。
【映像】「チームロン毛」高橋光成、大暴れ!
今季はここまで3試合に登板し、23イニングを失点わずか1で抑え、防御率0.39と圧巻の内容を見せている高橋は、山本由伸との投げあいとなったこの日も、序盤からフルスロットル。4回裏にオリックスの4番・杉本裕太郎のホームランで2点を失うものの、失点はこの2点のみ。最後は、昨季までチームメイトだった4番・森友哉を、自己最速となる157km/hのストレートで見逃し三振に切ってとり、終わってみれば、オリックス打線相手に5安打8奪三振と、実に堂々たる内容で今季3勝目を挙げた。
本来であれば、疲労から球の勢いが落ちても不思議ではない9回裏のマウンドで、自己最速の剛速球を投げ込んで完投するという、信じ難いタフさを垣間見せた高橋に、4月28日にABEMAで放送された『バズ!パ・リーグ』に出演した元・北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士氏は、「素晴らしい!125球目に自己最高ですよ?」と、その内容に驚きつつ称賛。その上で杉谷氏は、「(現役時代に)対戦している中でも、高橋光成選手、ずっと投げる体力あるなって。ベース板付近で(伸びる球が)強いなって思っていたんですけど、またさらに今年、一段階進化しまして。本当にライオンズのエース、日本を背負うような、ピッチャーになってきているなと思いますね。」と、現役時代に対戦した際に感じていた高橋のタフさが、今季、さらなる“進化”を見せていることを指摘した。
なお、こうした高橋の圧巻の完投劇に、ネット上の野球ファンからは「自己最速を125球目に出すのヤバすぎる」「ラストにとんでもない球投げてる」「これが西武のエースよ」「日本一の投手相手に投げ勝った挙げ句完投勝利しているのは大きい」「マジで最後の一球が気持ち良すぎる」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)