打者タイムNG、ボール球をストライク、抗議中にピッチクロックでストライク球審の「理不尽判定」に打者激怒の退場劇「うわっめっちゃキレてるやんw」

【MLB】ブリュワーズ7－5エンゼルス（4月29日・日本時間30日／ミルウォーキー）

　まさに踏んだり蹴ったり、納得のいかない判定に激怒だ。エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場したこの試合。球審が打者からのタイム要求を認めず、その後にボール球をストライクと判定。これに抗議を行った打者が「ピッチクロック」でストライクを取られさらに激怒、監督もベンチから飛び出す事態へ。その後、打席終了後も抗議を行い、監督と共に退場となった。

【映像】理不尽な判定に激怒したアダメズ

　場面は6回裏2死。打席には2番・アダメズ。マウンドにはエンゼルス3番手のバリア。カウント1-0の2球目、アダメズはタイムを要求したが、球審はこれを認めず、その後高めに投じられたボールはストライク判定。この展開にアダメズは球審へ抗議、言い合いへ発展した。

　さらに「ピッチクロック」に基づいて、アダメズは残り8秒で構えていなかったため2つ目のストライクが取られた。ここでアダメズは1度打席を離れ、バットをクルクルと回して「やってられない！」といった様子。こうなると黙っていられないのがブリュワーズのカウンセル監督。ベンチを飛び出し、球審へ猛抗議。身振り手振りを交えて、選手を守るようにこの判定に抗った。

　ABEMAで解説を務めていた五十嵐亮太氏は「やっぱりね、勝っているシチュエーションでこういうのを“流さない”というのがいいチームなんですよ。監督が出て行って、選手を守る、ちゃんと言ってくれる（抗議してくれる）ってなると、より一層選手っていうのはモチベーションだったりテンションが上がってくる」と説明した。

　その後、アダメズは空振り三振。なおも納得がいかず球審へ抗議すると、監督と共に退場を宣告された。この展開にABEMAの視聴者からは「うわっめっちゃキレてるやんw」「退場w」「日本じゃないよなあwww」「もったいない退場だな」と多数の反響が寄せられた。

　タイムが認められず、さらにボール球がストライク判定。それに対する抗議は「ピッチクロック」に抵触してさらにカウントが悪くなり、挙句に空振り三振。アダメズにとっては大きな「理不尽判定」に見舞われたこの打席。収まらない怒りを露わにした結果、監督と揃って退場となった。なお試合はブリュワーズが7-5で勝利を収めている。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）