圧倒的すぎる“キャプテン・アメリカ”トラウト、大谷翔平の目の前で衝撃の2打席連続2ラン「すごすぎやろ」「怪物やな」

【MLB】ブリュワーズ7－5エンゼルス（4月29日・日本時間30日／ミルウォーキー）

　エンゼルス大谷翔平投手と「トラウタニ」という呼ばれ方もするチームメイトの主砲・トラウト。ワールド・ベースボール・クラシックでもアメリカ代表の主将を務め、まさに「キャプテン・アメリカ」といった存在だが、この試合では敗色濃厚のところから8回に6号、9回に7号と、2イニング連続での2ラン。4打数3安打5打点と爆発した。過去3ドのMVPにも輝いた男が、ネクストバッターで待っていた大谷の前で、貫禄かつ衝撃のシーンを生み出した。

【映像】トラウト、完璧な6号＆7号ホームラン

　少々低めの大好きなコースを、コンパクトなスイングでドカン！これがアメリカを代表するスタープレイヤー・トラウトの本塁打パターンだ。ツボに入った時の打球速度、飛距離は超トップクラス。インパクトを見届けた相手投手が、その場で諦めるのも無理はない。1-7と6点リードされて迎えた8回無死一塁、カウント1-1からほぼ真ん中に入ってきたスライダーを完璧に弾き返しだ。打球速度106.2マイル（170.9キロ）の打球は、センターバックスクリーンを直撃。飛距離428フィート（130.5メートル）を計測した。次の打席は9回。まだ4点の差があったが、またも1人走者を塁に置いた状況で、今度は真ん中低めのカットボールをガツン。打球速度100.7マイル（162.1キロ）と、前の打席よりはやや詰まったが、それでも飛距離は405フィート（123.4メートル）と、フェンスを越えるには十分だった。期待に応えて打つのがスターだが、期待以上の結果を出すのが超スター。ファンからも「すごすぎやろ」「怪物やな」という感想が集まった。この日、後を打つ大谷も3安打し、トラウタニで計6安打しながら敗れたエンゼルス。「なおエ」展開の極みではあるが、タイミングよく打線がさらにつながれば離脱者続出の投手陣を救い、白星も増えていく。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）