Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2022-23」セミファイナルシリーズの開幕となる5月1日の第1試合に出場する4選手を発表した。全チーム20試合消化に増えたセミファイナルも、今週4日間で終了。上位4チームのファイナルシリーズ進出チームが決まる。ここからは1試合どころか1局ごとにチームの立ち位置、ポイント差を考えながら打つ条件戦の連続だ。
【中継】朝日新聞 Mリーグ サクラナイツvsABEMASvs雷電vsPirates
初のファイナル進出へ絶好の位置にいる首位・TEAM雷電。今回、ファイナルを逃せばチーム構成変更という状況を突きつけられているが、セミファイナルでの奮闘は目覚ましく、奪首成功の後も落ち着いた戦いを続けられている。ポストシーズン進出の立役者である本田朋広(連盟)が第1試合でトップを取れれば、残り3試合はたとえラスを引いても4位以内を確保できるほどの余裕が出る。
3位・渋谷ABEMASはリーグ創設以来、毎年ファイナル進出を果たしており、さすがの勝負強さだ。条件戦の経験豊富さが活き、確実にファイナルへの距離を縮めている。白鳥翔(連盟)もセミファイナル絶好調。5年連続5度目のファイナルへ、今こそ勝負強さを発揮する時だ。
ファイナル圏外の2チームは、もう一戦必勝の精神で立ち向かうしかない。5位・U-NEXT Piratesは、ボーダーラインまで148.4ポイント。自力で詰めるにはトップ2回・2着2回が現実的なところか。トップが大きいルールのため、上位チームからはトップさえ取らせなければいいというマークも受けるだろう。仲林圭(協会)はこの包囲網を突破できるか。
追い詰められた最下位KADOKAWAサクラナイツは、とにかく残り4戦の全勝だけを目指す。単なるトップではなく、大きなトップでの連勝で一気にマイナスポイントを減らさなければ、小さなトップは取らせてもらえてもファイナルにはつながらない。好調・渋川難波(協会)は今期一番の大トップを狙う。
【5月1日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)個人21位 ▲105.1
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)個人18位 ▲84.7
TEAM雷電・本田朋広(連盟)個人2位 +306.9
U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)個人22位 ▲109.7
【4月28日終了時点での成績】※レギュラーシーズンのポイントを半分持ち越し
1位 TEAM雷電 +258.7(16/20)
2位 EX風林火山 +212.3(16/20)
3位 渋谷ABEMAS +181.1(16/20)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +146.0(16/20)
5位 U-NEXT Pirates ▲2.4(16/20)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲251.2(16/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





