【MLB】ナショナルズ1-5カブス(5月1日・日本時間2日/ワシントン)
自分でも大満足プレーに笑顔がこぼれまくった。カブス・鈴木誠也外野手が「4番・ライト」でスタメン出場、5回の第3打席でファースト後方へのフライを打ち上げた。これをナショナルズのファーストを守っていたスミスが必死に後退。背走しながら、グラブの中を上に向けたポケットキャッチでアウトにすると、直後に「捕れちゃった♪」というような、茶目っ気たっぷりの笑顔を見せた。
鈴木は第1打席、3試合連続安打となるセンター前ヒットを放ち、7試合ぶりとなるタイムリー。ヒット自体はこの1本だけだったが、一時の不調は脱したように強い打球、惜しい当たりも増え、もう一段階調子が上がれば、ホームランも増え打率も上がる気配を見せている。
5回の第3打席は、ナショナルズの2番手・トンプソンに速いシンカーに詰まらされた。カウント2-0と打者有利だったところだが、内角高めに食い込んできた93.4マイル(150.3キロ)のシンカーを捉えられず、打球はファースト後方にふらふらと上がるフライになった。ポトリと落ちれば9試合ぶりのマルチ安打ということもあり、ファンはグラウンドに弾むことを願ったが、この打球を必死に追いかけたのがスミスだ。落ち際をなんとか見極めようと慎重になると、最後はミットをはめた右手を伸ばして無事にポケットキャッチ。目一杯のプレーで地元ファンを沸かせた。
鈴木としてはラッキーなヒットを阻止された形になったが、うまく捕れたスミスはご満悦。一塁ベース上でカブスの選手にも声をかけられたのか、試合中ながらもニコニコと笑い続ける様子は、中継映像でも注目されていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





