“きつねダンス”で一大旋風を巻き起こし、今年は「きつね」から「ヒツジ」に変わる形で、“ジンギスカンダンス”を披露し、早くも注目を集めている北海道日本ハムファイターズのファイターズガール。そんな“きつねダンス”の大ブームが巻き起こった昨年、彼女たちと共に注目を集めたのが、オリックス・バファローズのダンス&ヴォーカルユニット・BsGirlsによる“たぬきダンス”だ。
もともとこの“たぬきダンス”は、巷で“きつねダンス”ブームが巻き起こっていた昨年の7月後半にBsGirlsが披露したもので、アップテンポなリズムで躍動感あふれる動きを見せる“きつねダンス”とは対照的に、『ポンタのうた。』という楽曲に乗せてゆったりと踊るのが特徴。その独特な“ゆるさ”を感じさせる魅力で、じわりじわりとそのファンを増やしていった(ABEMA『バズ!パ・リーグ』2022年8月5日放送)。
ともにパ・リーグ球団の公式チアリーディングチームであるという共通項を持ちながらも、エナジードリンクvsリラクゼーションドリンクのような、真逆の良さを持つ者同士のバトルとなった“北のきつね vs なにわのたぬき”。知名度的には“きつねダンス”に分があるようにも思えるが、「ファンからの根強い支持」という点でいえば、双方互角の好敵手同士であるという印象だ。それを証明するかのように、今季はまだBsGirlsによる“たぬきダンス”が披露されていないとあって、ネット上の野球ファンからは「たぬきダンスはまだですか」「そういえばオリックスはたぬきダンスやめちゃったのかな」「たぬきダンスが流行ったけど今年はオリックスの試合でやってるのかな?」といった、様々な形での“待望論”が起きはじめている。
こうした声もあってか、6月3日・4日に行われる中日ドラゴンズ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では、交流イベントとして、BsGirlsとマスコットキャラクターのバファローブルとバファローベルが訪問するという企画が、先頃公式サイトで発表となったばかりだが、そこで“たぬきダンス”や、今年度版の新パフォーマンスが披露されるのかどうかは定かではないため、前述の“待望論”も、ここ数日、SNS上などではより強まりつつある模様だ。
さて、ファイターズガールが“きつねダンス”から“ジンギスカンダンス”へとさらなる進化を遂げた今季、昨年の好敵手であるBsGirlsが、一体どのようなパフォーマンスを新たに披露することとなるのか、注目したいところだ。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)