大一番を前に、人気女流雀士は恐怖心と戦っていた。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2022-23」セミファイナルシリーズ5月4日、舞台裏で膝を抱え、時を待つ人気女流の姿に視聴者から反響が寄せられた。
第1試合の開始直前、対局スタジオの袖で出番を待つKONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)が膝を抱えてうずくまっていた。対戦相手は渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)と同じ団体の先輩揃いだ。KONAMI麻雀格闘倶楽部は現在セミファイナル突破ボーダーライン上の4位。5位でこの日試合がないU-NEXT Piratesとは93.9ポイント差だ。
この試合で連対をすればほぼ通過、しかし大きく沈む3着や、最悪の4着となれば、最終戦は敗退が現実的に見えてくる。有利な状況とはいえ伊達が抱えるプレッシャーは相当なもの。視聴者からは「伊達ちゃんピリピリやな」「緊張してるのかな」と心配の声や「伊達ちゃんならやれる!」「伊達なら大丈夫だ!!」とエールが寄せられた。
人気女流雀士がプレッシャーのあまり、膝を抱える姿にファンからの声も多数上がったという印象的なシーンだった。なおこの試合の結果は、伊達が岡田と同点トップを分け合い、チームは4位でファイナルシリーズへ進出。重圧に見事打ち勝ち、伊達はチーム、そしてファンからの期待に応えた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






