将棋の伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦挑戦者決定リーグ・紅組の最終戦が5月8日に行われ、羽生善治九段(52)と豊島将之九段(33)が現在対局中だ。勝てば紅組優勝と挑戦者決定戦進出が決まる注目の一戦は、豊島九段の先手で角換わりの出だしとなった。
数々のタイトル戦で対戦してきた両者にとって、本局が47局目の対戦。これまでの戦績は羽生九段の20勝、豊島九段の26勝で推移している。直近の対戦は昨年11月に行われた王将リーグ最終局で、勝利した羽生九段が挑戦権を獲得した。本局も、勝者が紅組優勝と挑戦者決定戦進出が決まる重要な一戦。豊島九段の先手で、角換わり腰掛け銀の出だしとなった。
前例を離れても互いに指し手が早く、昼食休憩の時点で63手まで進行。ABEMAの中継に出演した横山泰明七段(42)は「最先端の将棋で、角換わり腰掛け銀の中でも激しい戦い」、渡辺和史六段(28)は「今後上部を手厚くする展開もあるので一概には言えないが、かなり駒の交換をしていますし互いに攻め合う意思がありそうなので、すでに中盤の終わりと言っても過言ではない」とコメントしていた。ABEMAの「SHOGI AI」はほぼ互角を表示。午後からは激しい戦いが予想されており、目の離せない展開となりそうだ。
持ち時間は各4時間。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
羽生善治九段 鶏肉の甘辛黒こしょう炒め
豊島将之九段 チキン山椒焼き
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲豊島将之九段 3時間45分(消費15分)
△羽生善治九段 3時間2分(消費58分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)