藤井聡太竜王、“八冠”挑戦へ注目の初戦 ベテラン強豪の中川大輔八段と対局開始/将棋・王座戦挑決T
【中継】藤井竜王VS中川八段 注目の一戦

 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が5月10日、王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦で中川大輔八段(54)と午前10時から対局を開始した。全タイトル制覇まであと2つとし、名人戦にも挑戦中の藤井竜王が残る王座戦の挑決トーナメントを勝ち進むことができるか。

【中継】藤井竜王VS中川八段 注目の一戦

 藤井竜王は、2016年10月に四段昇段。第35期竜王(1組以上:2期)、順位戦A級(A級:1期)。2022年度は保持する5つのタイトル防衛に加えて、初挑戦となった棋王戦五番勝負を制し最年少六冠王に。4つの一般棋戦すべてでも優勝を飾るなど、勝率、勝数でランキング1位に輝き、3年連続3度目の最優秀賞棋士賞を獲得した。王座戦は6期目の参戦で、初出場となった2018年(第66期)のベスト4が最高。全八冠制覇に期待が寄せられる今期、トーナメントを勝ち進んで初の挑戦権を獲得することができるか。

 中川八段は、1987年10月に四段昇段。竜王戦5組(1組:5期)、順位戦B級2組。1988年度の若獅子戦で棋戦初優勝を果たした。趣味の登山で鍛え上げられた身体と、棋界屈指のファッションマスターとしての一面も持つ人気棋士の一人だ。今期の王座戦は2次予選からの出場で、深浦康市九段、渡辺大夢六段、横山泰明七段に勝利。12期ぶり6回目の挑決トーナメント出場を決めた。

 第71期王座戦挑戦者決定トーナメントは、予選を勝ち抜いた10人とシード6人の合計16人で争われ、優勝者が現タイトル保持者の永瀬拓矢王座(30)への挑戦権を得る。持ち時間は各5時間のチェスクロック方式。振り駒の結果、先手は藤井竜王に決まった。ABEMAではこの対局を終局まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第71期 王座戦 挑戦者決定トーナメント 藤井聡太竜王 対 中川大輔八段
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【映像】就位式で笑顔を見せる藤井聡太王将
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