
Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2022-23」ファイナルシリーズ5月11日の第1試合に出場する4選手を発表した。8日間・16試合のスプリントレースも早3日目を迎えるが、まだどのチームにも十分優勝が狙えるほどしか、差は広がっていない。過去の優勝チームは、一気に突き抜ける連勝を果たしたシーンも多かった。じりじりとした競り合いから飛び出すチームは現れるか。
【中継】朝日新聞 Mリーグ2022-23 ファイナルシリーズ3日目
首位EX風林火山の先発は軍師・勝又健志(連盟)。安定感抜群の戦いで、レギュラーシーズン・セミファイナルシリーズと、出場を重ねるごとに信頼もさらに強まっている。先々を見据えた戦い方、コメントを繰り返すタイプでもあり、目先の損得に慌てないあたりが実に頼もしい。今夜の勝又の戦略は攻めか、守りか。
KONAMI麻雀格闘倶楽部からは、前回大トップを取った滝沢和典(連盟)が出る。今期、溜まりに溜まった鬱憤を晴らすような約8万点のトップに、試合後も珍しく饒舌になった。短期決戦こそ、より必要になる勢い。クールな滝沢がさらに熱くなるほどの絶好機が来れば、いよいよチームにも初優勝が近づいてくる。
4年連続3位の渋谷ABEMASは現在3位。今年こそ優勝を狙っているが、上位をぴったりとマークしている。どこかが突っ走るとなかなか追いつけないのが短期決戦の難しさ。連勝をさせない、連敗しないという打ち回しも必要になるだろう。バランス感覚抜群の白鳥翔(連盟)であれば、状況に応じた押し引きを考えながら立ち回るはずだ。
初のファイナル進出で、あとは暴れまわるだけのTEAM雷電。現在4位とはいえ、大きなトップを取ればいきなり首位浮上まである。萩原聖人(連盟)もセミファイナルで一時、病気療養で戦列を離れたが、現在はむしろ仲間を鼓舞するほど気持ちを出して打っている。ファイナル全体の流れを大きく変えるとすれば、やはりこの男しかいない。
【5月11日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
EX風林火山・勝又健志(連盟)個人5位 +241.3
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)個人25位 ▲135.4
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)個人18位 ▲84.7
TEAM雷電・萩原聖人(連盟)個人29位 ▲305.8
【5月9日終了時点での成績】※セミファイナルシリーズのポイントを半分持ち越し
1位 EX風林火山 +149.6(4/16)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +120.2(4/16)
3位 渋谷ABEMAS +118.0(4/16)
4位 TEAM雷電 +64.0(4/16)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)




