ノーヒットノーランを達成した昨季に続き、今季、5試合の先発で無傷の3勝を挙げ、同5月12日現在、防御率0.84と圧倒的なピッチングを披露し、3-4月の月間MVPを獲得した千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希。5月5日にZOZOマリンスタジアムで行われた福岡ソフトバンクホークスとの一戦では、先発して5回を投げ、打者17人から三振12を奪い、無安打零封。「またもやノーヒットノーランか?」と思われた矢先に、マメの影響で降板することとなったものの、その“怪物”ぶりを改めて印象づける形となった。
【映像】佐々木朗希、史上最年少の完全試合達成の瞬間
そんな佐々木朗希といえば、5回で降板した前出・5月5日のソフトバンク戦以外の4試合についても、最長で7回まで投げきり、降板しているため、今季は1度も完投していないことから、「温存し過ぎでは?」というニュアンスの声も上がっており、実際、昨オフの沢村賞の選考時には、平松政次委員から「このまま、ある程度1年間、7回、8回投げて、例えば13勝とか、それぐらいの成績を挙げたならば、これは山本とひっくり返ったなというぐらい。将来、必ずや沢村賞に入ってくれるんじゃないか。期待したい」と、同賞を獲得したオリックス・バファローズの山本由伸と比較される形でコメントされている。そんな佐々木朗希の起用法について、巷のファンはどのように考えているのか―。
5月12日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、ソフトバンク戦での5回零封ピッチングが紹介されることとなったが、番組内で佐々木朗希の投球VTRを確認した、ロッテファンの野球通として知られるお笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右は「すごいっすよ…」と、まずはその投球内容を絶賛。
そうした上で、番組司会の辻歩アナウンサーから、「(監督の)吉井さんは、こうやって大事に大事に佐々木投手を育てていますが、ロッテファンとしてはこの方針はどう捉えていますか?」と、その起用法について訊ねられると、「そのまんま、ずっと行って欲しいですね。」と、現在の育成をしながらの慎重な起用について賛同した上で、「ロッテファンからしたら、ロッテの佐々木朗希でもあるんですけど、もうやっぱ球界の佐々木朗希になってるんで。我々だけがワガママ言えないよっていう。そこはちょっとロッテファン全員が考えてるんじゃないですかね。」と、ロッテのみならず“球界の至宝”として佐々木朗希を捉えているという自身の見解を示す形でコメント。
また、ネット上のロッテファンからは「5回で降板はマメだったのか。 目先の勝ちより、長期的に考えた方がいい。 吉井監督の判断は的確!」「マメ報道でてるのに吉井監督叩くやつなんなんだろか」「佐々木朗希大事にされてるのはやっぱメジャーも見据えてもらってるのかね?いいチーム入ったな」「ロッテは佐々木朗希を本当に大事に大事に育ててるよなあ。メジャーに渡れる年齢になる頃にはどんなバケモンに育ってるんだろう…楽しみすぎる!!」「吉井監督には、佐々木朗希を入団後なぜあれほど投げさせなかったのか、を学生野球界に向けて発信して欲しい。」と、佐々木の起用法に賛同する声を中心に、様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)