5月4日に福岡PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクホークス対オリックス・バファローズの一戦で、ソフトバンクの捕手・嶺井博希が披露した“思わぬプレー”が野球ファンの間で話題となっている。
【映像】あわや顔面直撃!不思議すぎる衝撃プレー
7-7の同点で迎えたこの試合の10回表・オリックスの攻撃、1死三塁、打席には7番・紅林弘太郎という場面。カウント0-1からの2球目、ソフトバンクの8番手・モイネロが投じた内角のストレートを振り抜いた紅林の打球は、ショート・今宮健太の前へと転がる強い当たりのゴロに。
その際、いわゆる“ゴロゴー”の状態であったことから、三塁走者のゴンザレスはスタートを切り、ホーム進入を目指したものの、今宮からの送球も逸れることなく、完全にアウトのタイミング。しかし、あろうことか、ここで嶺井は今宮の送球をミットで弾いて捕りそこねるという事態に。そのため、今宮の送球を見て三塁方向へと帰塁しかけていたゴンザレスが、“チャンスあり”と見て、再びホームへと向かうものの、嶺井のミットから弾かれたボールは、なんとそのまま嶺井自身のヘルメットに当たって前へと跳ね返り、モイネロの正面に転がるという、さらに珍しい事態が発生。
後ろに送球を逸らし、決勝点を奪われかねない事態を回避したばかりか、ヘルメットで跳ね返ったボールが、運よくモイネロの前に転がったことで素早くカバーに成功。モイネロがゴンザレスを三塁方向に追い込み、挟殺プレーにより、無事にピンチを切り抜けることとなった。
嶺井が見せたこの一連の珍しいプレーに、ネット上の野球ファンからは「珍プレーw」「嶺井、良かったな」「あれヘルメット無かったら今宮の豪速球眉間にぶち当たってたのかと思うと怖すぎる」「これ、確実にパテレ行きだわ」といった声が寄せられることとなった。
また、野球通として知られるお笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右は、5月12日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際にこのプレーをVTRで確認し、開口一番「これ、何だったんですかね?」と首を傾げることに。その後、番組司会の辻歩アナウンサーから強肩を誇る今宮の送球が少しホップしていた可能性があるとの説明を受け、スロー映像を再度確認しながら藤田は、一歩間違えばヘルメットではなく、顔面直撃の危険性があったことなどを指摘しつつも、「なんでだろう…」と、最後まで不思議そうに映像を眺めていた。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)