今季ここまで3割に近い打率をマークし、2021年の.257、2022年の.273という過去2シーズンの打率と比較しても確実性が増しつつある大谷翔平の打撃。その“変化”について西岡剛氏が言及。「ボールを見る時間が長い」と語った。
エンゼルスの大谷翔平は、日本時間16日におこなわれたオリオールズ戦で「3番・投手」として先発出場。二刀流で挑んだ同ゲームの第2打席で、一二塁間を破るライト前ヒットを放った。
ABEMAで解説を務めた西岡氏は大谷の打撃が今季“変わった点”について、「(カウント的に)追い込まれてからですが、逆方向にヒットを打ちにいっている。だからヒットゾーンの幅が広がりましたね」と解説。
続けて「ボールを見る時間が長いので、だからこそキャッチャーミットにも当たるんですよ。こっち(=体の近く)まで引きつけてくるので。ボールに対して、バットを“レール”にのせる時間が早いんですよね。早いから(ボールを見る時間が)長くなる。だからバットに当たりやすくなる。イチローさんなどが特にそうですよね」と、イチローとの類似点もあげながら、バッディングの変化をさらに深掘りした。
きのうの試合終了時点での大谷の打率は.303でア・リーグ第9位とベスト10入りしていたが、同17日のオリオールズ戦では4打席無安打で打率は.296に。しかし、依然3割に近い打率をキープしている大谷が、今後どのような打撃をみせ、最終的にどの程度の打率をマークするかにも注目だ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)







