歓喜へのカウントダウンは始まっている。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2022-23」ファイナルシリーズ、5月18日の第2試合に出場した渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)は2着。これで2位に271.2ポイント差を付け、19日の最終日を迎えることとなった。
2位KONAMI麻雀格闘倶楽部と192ポイント差で迎えたこの日、第1試合に白鳥翔(連盟)がトップ。第2試合では終盤まで4着だった多井が猛反撃。親満貫ツモを含む5局連続の加点で2着フィニッシュ。これにより最終日は2位と2試合続けてトップ・ラスを決められてもなお逃げ切り可能な大量リードとなった。
インタビューで多井は「SNSとかコメント欄で、ABEMASが優勝じゃないかというのを見るんですけど、自分としては全然、大逆転されたことがあるので」と2年前、EX風林火山・勝又健志(連盟)に逆転負けを喫し、初Vを逃した苦い記憶は忘れていないと語った。その上で「絶対に最後まで気を抜かずに。そうですね、麻雀をやってあんまり笑ったことがないんですけど、明日は思いっきり笑いたいと思います!」とファンへメッセージ。ファンからは「たかはるぅ!」「まじで頼むぞABEMAS!!!」とエールが寄せられ、また選手起用についても「やっぱ最終戦はたかはるなのかな」「最終戦はたかちゃんおらんと締まらんよ」など、様々な声が上がっていた。
過去全てのシーズンでこのファイナルへ駒を進めるも、3位で悔し涙を流したチーム。麻雀は何が起こるかわからないゲームだとしても、悲願の初Vの瞬間は、確かに目の前へ迫っている。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







