ラーズ・ヌートバー外野手が出場したドジャース戦で、試合の流れを変える予想外の一発が生まれた。
試合は5回終了時点で9-2とカージナルスが7点リードするワンサイドゲームの展開だった。ところが6回表、ドジャースの攻撃でその流れが一変する。
まずは2死一、三塁の場面で9番打者のミゲル・ロハスがタイムリーヒットを打ち、1点を返す。後続が四球を選び、なおも2死満塁の場面でバッターボックスに立ったのは、今季ここまで打率.310、本塁打7本のフレディ・フリーマン。
初球の緩いカーブを空振りし、カウント0-1からの2球目。イニングの途中から2番手として登板したカブレラが投じた153キロの甘いストレートを捉えた打球は、高く舞い上がってセンター方向へ。
ピッチャーのカブレラや野手も空を指差し、フライアウトを確信した様子だったが、打球はあれよあれよとぐんぐん伸びる。
センターを守っていたヌートバーも快速を飛ばしてフェンスまで辿り着いだが、ゆっくりと打ち上がった打球角度30度、打球速度106.8マイル(約172キロ)の打球は、ヌートバーの頭上を越えスタンドイン。
飛距離412フィート(約126メートル)の満塁ホームランで4点を追加し、この時点でスコアは9-7と2点差。勝敗の行方は一気にわからなくなった。
このフリーマンの一打にABEMA視聴者からは「ピッチャー打ち取った感だしてたのに」といったコメントのほか「やはりフリーマン」と打ったドジャースの主砲を称賛する声もあがった。
なお、このあとゲームは乱打戦となり、8回裏に今度はカージナルスが一挙7得点でゲームを決定づける展開に。最終的に16-8でカージナルスがシーソーゲームを制した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





