【MLB】カージナルス16ー8ドジャース(5月18日・日本時間19日/セントルイス)
カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が「1番・センター」で先発出場。2回表の守備において右中間への大飛球を追いかける味方外野手と激しく交錯。一時、場内が騒然となった。また直後にヌートバーが同僚に見せた振る舞いに人柄がにじみ出る一幕もあった。
この日の試合は、両軍合わせて計9本のホームランが飛び交う激しい乱打戦となった。序盤の2点差を3回4本の一発攻勢でカージナルスがひっくり返せば、ナ・リーグ西地区の首位を走るドジャースも意地を見せる。一時あった7点差をフリーマンのグランドスラムなどで1点差まで追い上げるなど、勝負の行方は終盤までもつれた。
迎えた8回、カージナルスの攻撃。この試合、4打数無安打だったヌートバーが1死一、二塁から貴重なタイムリーを放つと、チームはさらに2本のホームランで一挙7点を追加して試合を決定づけた。勝ったカージナルスは2連勝を飾った。
振り返って、スタジアムが騒然となった2回の場面。1死ランナー無しでドジャース9番・ロハスが放った飛距離約115メートルの大飛球が右中間を襲うと、ヌートバーとエドマンが打球を全力で追いかけた。フェンス手前、タッチの差でボールはエドマンのグラブに無事収まったが、スピードに乗ったヌートバーがエドマンに突っ込むような形で両者は激しく交錯。スタジアム中に何とも言えない空気が流れた。
半身で捕球態勢に入っていたエドマンは、ヌートバーの突進を受けてフェンス際まで吹き飛ぶような格好となった。その後、エドマンがボールを掲げて笑顔を浮かべると、ヌートバーはエドマンのキャップから同じく勢いよく吹き飛んだサングラスを拾い上げ、近寄ると「大丈夫かい?」といったようにひと言掛けた。
まず同僚の身を案じたヌートバーだが、守備位置に戻る際には自らも右手を腰に当て、軽く足を引きずるような仕草も。その後「大丈夫だ」とサムズアップを見せると現地実況が「ヌートバーは大丈夫」とコメントした。
場内が騒然となったこの全力プレーに対して、ABEMA視聴者からは「大丈夫?」「声掛けして」まど心配の声が。一方では、「二人とも全力プレー」「全力疾走で声掛けは難しい」など致し方なしといった声も寄せられていた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





